中国のトップスター ワン・イーボーが出演する短編映画『銀幕の友』が、日本公開されることが決定し、あわせて、日本版予告映像とキービジュアル、場面写真が公開された。
本作は、映画祭や才能あるクリエイターへのサポートを積極的に取り組む大手ファッションブランド・シャネルが、中国の若手映画監督や作品を応援する「西寧FIRST青年映画祭」とコラボレーションしている特別プログラム「FIRST FRAME」から誕生した短編映画。1990年のアジア競技大会閉幕後のとある中国の田舎町を舞台に、映画撮影所で働く受付嬢と各地を旅する内気な詩人との出会いと、楽しかったイベントの閉幕による惜別の情を美しくも、ロマンティックに描く。
この度公開された日本オリジナルの予告映像では、みんなが熱狂した競技大会閉幕の翌日にその後片付けをする様子を見守る映画撮影所の受付嬢と遠い地を旅し、戻ってきた詩人リーとの出会い、そしてお互いを意識しながらも距離を縮めずにいられない様子が描き出される。
第53回金馬奨で3冠に輝いた『八月』でその実力が高く評価・注目されているチャン・ダーレイ監督は、本作について「これは別れと出会いについての短編映画です。登場人物の2人は孤独ですが、心には火が灯っています。受付嬢のチョウは人生に囚われていますが、心は落ち着かない。詩人リーは現実に打ちのめされても平凡さを受け入れようとせず、まだ秘めた情熱を心に持っています。そんな2人の出会いはとてもロマンティックなのです」と語っている。
短編映画『銀幕の友』は、2025年2月21日(金)より全国順次公開。
1990年のアジア競技大会も終わりが近づくと、人々の熱気も静まっていく。チョウは1人で母親の面倒を見ながら、国営映画スタジオで受付兼チケット販売員として働いていた。ゴビ砂漠と遼寧省を訪れ、遠い地から帰ってきたリーは、理想的な希望で胸をいっぱいにしている。2人の出会いは風に揺れる枝葉のようであり、青い列車の詩は鼻唄と一緒に浮かび上がる。寒い夜、映画館とは人々にとっての港となる。
監督・脚本:チャン・ダーレイ
出演:ワン・イーボー、ジョウ・シュン
配給:彩プロ
© Bingchi Pictures
2025年2月21日(金) ヒューマントラストシネマ有楽町、シネマート新宿、シネ・リーブル池袋、アップリンク吉祥寺ほかにて全国順次公開
公式サイト ginmakunotomo.ayapro