2015年、アザイア“ゾラ”キングが自らの実体験をTwitterに投稿し、大きな話題となったスリリングな〈148のツイート〉をスタジオA24が映画化、全米では1500スクリーンで公開されスマッシュヒットを記録、サンダンス映画祭でも大喝采を浴び、若者を中心に熱狂的なファンを生み出したSNS時代のオフビートな青春ロードムービー、映画『Zola ゾラ』。
監督を務めたのは人気ブランドmiu miuの女性監督シリーズに抜擢されるなど、各界から注目を集める気鋭の黒人女性監督ジャニクサ・ブラヴォー。主人公のゾラには『マ・レイニーのブラックボトム』でダッシー・メイを演じ、ヴィオラ・デイヴィスやチャドウィック・ボーズマンとの共演で大きな存在感を見せつけたテイラー・ペイジ。本作で大ブレイクした彼女はケンドリック・ラマーの話題のニューアルバム『Mr. Morale & The Big Steppers』に参加するなど、いっきにスターダムにのし上がった。
ゾラの相棒でぶっ飛んだダンサーのステファニ役には、エルヴィス・プレスリーの孫としても知られ『マッドマックス 怒りのデス・ロード』『アンダー・ザ・シルバーレイク』などの話題作への出演で、ハリウッド屈指の人気女優となった、ライリー・キーオ。先ごろ行われた第75回カンヌ映画祭では、ある視点部門に出品したデビュー作『WAR PONY』(原題)が新人監督賞「カメラ・ドール」を受賞、監督としての才能も開花させた。
この度、ゾラを演じるテイラー・ペイジと、ステファニを演じるライリー・キーオの特別インタビュー映像が公開された。
劇中のステファニとは一変、シックなシャツと落ち着いたブラウンカラーのヘアで登場したライリーは「2人が出会って、惹かれ合うオープニングが好き」と、ゾラとステファニが、ゾラが働くレストランで初めての出会ったシーンをお気に入りとして明かす。しかし、「ああこれって、最悪の始まり‥‥」とライリー自身も語るように、その映像からは、甘い誘惑に潜む危険な空気が溢れ出ている。
テイラーもファニーでキュートなゾラとは全く印象の違う、クールなストレートボブで姿を見せる。「互いを見て、爆発が起きる」「2人が一緒になるとロクなことにならない」と、この刺激的な2人の出会いについて冷静に分析、本作の撮影で初めて出会ったが、リアルでの出会いも運命的ですぐ意気投合したと言うライリーとの関係について「いつも台詞を言い合ってた」と仲睦まじかった撮影現場を明かす。最初はただ仲の良かった2人が、時間が経過するにつれ「素敵?」「全然」と、本音をぶつけ合うようになる2人のやりとりも必見。
また、ジェーン・カンピオン監督作『パワー・オブ・ザ・ドッグ』でアカデミー賞撮影賞にノミネートされた撮影監督のアリ・ウェグナーや、劇伴にはロンドンを拠点として活躍するアーティスト“ミカチュー”ことミカ・レヴィが参加。本作はフォトジェニックでパワフルな作品に仕上がっており、全米公開当時にはミッシー・エリオットやケイティ・ペリーなどがSNSで言及。カニエ・ウェストは本作を2回も観て、劇伴のミックスを発表するなど、多くのセレブ達をも熱狂させた。
劇中にはUSHER、MIGOS、2 CHAINZなど、大人気アーティストたちの楽曲も満載。友情とバイオレンス、SNSと現実が交差する、まさに“今”という時代を映し出した青春映画の傑作、映画『Zola ゾラ』は8月26日(金)より新宿ピカデリー、渋谷ホワイトシネクイントほか全国公開。
ウェイトレス兼ストリッパーのゾラはレストランで働いていたところ、客としてやってきたステファニと「ダンスができる」という共通点があることで意気投合し、連絡先を交換する。すると翌日、ステファニから「ダンスで大金を稼ぐ旅に出よう」と誘われ、あまりに急なことで困惑するも結局行くことに。これが48時間の悪夢の始まりだとは露知らず。
監督:ジャニクサ・ブラヴォー
出演:テイラー・ペイジ、ライリー・キーオほか
配給:トランスフォーマー
©︎ 2021 Bird of Paradise. All Rights Reserved
2022年8月26日(金) 全国公開
公式サイト zola