「ドラフトキング」「べー革」など、多くの傑作野球マンガを発表し、話題を呼んでいるクロマツテツロウの同名コミックが、ついに初の映画化。8月11日に全国公開となる映画『野球部に花束を』の予告映像が公開となった。
本作は、高校野球部を舞台に映画いた笑いあり涙ありの青春エンターテイメント。主人公の黒田鉄平を演じるのは、映画『天気の子』主人公・森嶋帆高役を2000人の中からオーディションで勝ち取り、一気に注目を集め、舞台『千と千尋の神隠し』(ハク役)でも好評を博した醍醐虎汰朗。2022年度後期 NHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』の出演も決定し、ブレイク必至の若手俳優だ。
チームメイトの桧垣主圭(ひがききみよし)役には、ミュージカル「刀剣乱舞」や「テニスの王子様」など2.5次元作品で注目を集め、近年はミュージカル「ロミオ&ジュリエット」、TV「SUITS/スーツ2」(CX)など活躍の場を広げ続けている黒羽麻璃央が演じる。
さらに、どう見ても堅気に見えない、コンプライアンス全無視の野球部の監督である、原田監督には、映画やドラマでの怪演ぶり、バラエティ番組で見せるマニアックな一面が際立つ髙嶋政宏。
監督・脚本は 『荒川アンダーザブリッジ』 で林遣都、『虹色デイズ』 で佐野玲於、中川大志、高杉真宙、横浜流星、長野五輪スキージャンプ競技を題材にした『ヒノマルソウル』では、眞栄田郷敦ら若手俳優を抜擢し、ブレイクのきっかけを作ってきた飯塚健。
予告映像には、高校で野球部に入部することを決めた黒田鉄平が原田監督と先輩部員に囲まれ過酷な練習に耐えながら、厳しい部活生活を送る姿が映し出される。
日々汗と泥に塗れながら目の前の練習に向き合い、高校生活の全てを野球に捧げるも、全国の高校球児の99%は日の目を見ることはない。
夏の試合、雨が降る中肩を組み合って涙を流す。そんな黒田たち野球部員のひたむきな姿に日本中が涙する‥‥。
なんて美しい感動ドラマは幻想!
黒田たちが入部した野球部は、ドスを利かせながら物凄い貫禄で迫ってくる小沢仁志ばりに怖い先輩部員たちと、バット片手にリーゼント&サングラス姿で高校教師とは思えないほど威圧的な監督が牛耳っている“地獄”のような部活だった。
一年生部員たちは監督と先輩たちから理不尽な扱いを受ける悪夢のような生活が始まり、黒田も「もうやだ」と発狂寸前。それでも仲間達と汗を流しながら熱く野球に狂う日々、世界はこれを青春と呼ぶんだぜ! こんな野球部見たことないはずなのに不思議と親近感が湧いてくる。
どの世代も学生時代に経験する部活あるあるに思わず頷きたくなる共感度120%の時代逆行型青春エンターテイメント、映画『野球部に花束を』は8月11日)木・祝)より公開。
中学時代の野球部生活に別れを告げ、高校デビューを目指し茶髪に染めて入学した黒田鉄平。夢見たバラ色の高校生活は、うっかり野球部の見学に行ってしまい、あっけなくゲームセット。 新入生歓迎の儀式で早々に坊主に逆戻り。練習以前に、グラウンド 整備や白線引きにすら怒鳴られる日々。おまけに一目惚れした同級生は、なんと先輩の妹(手を出したら、即死)。そしてヒエラルキーの頂点に立つのは、ヤバい見た目と言動で三年生をも震え上がらせる最恐の監督。強くはない、けど別に弱小でもない。そんな中途半端な並の都立高校野球部で、助け合ったりいがみ合ったりしながらも生き延びていく黒田ら一年生。そして、恐れていたはずの“伝統”に、気がつけば自分たちも染まっていた。
監督・脚本:飯塚健
原作:クロマツテツロウ『野球部に花束を ~Knockin’ On YAKYUBU’s Door~』(秋田書店「少年チャンピオン・コミックス」刊)
出演:醍醐虎汰朗、黒羽麻璃央、駒木根隆介、市川知宏、三浦健人、里崎智也(野球解説者)、小沢仁志、髙嶋政宏
配給:日活
©2022「野球部に花束を」製作委員会
2022年8月11日(金) 全国公開
公式サイト yakyubu-hanataba.jp