Dec 27, 2021 news

構成担当・樋口真嗣が語る日本語劇場版『サンダーバード55/GOGO』フィーチャレット映像が公開

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1965年にイギリスで、翌1966年には日本でも放送が開始され、英国テレビ界の名匠ジェリー・アンダーソンの代表作にして、スーパーマリオネーションと呼ばれる独自の撮影手法を駆使した特撮人形劇の最高傑作として名高いマリオネット・エンターテインメント「サンダーバード」。なかでも日本での人気は絶大で、「ウルトラセブン」をはじめとした黎明期から、今日では『シン・ウルトラマン』監督の樋口真嗣や『シン・仮面ライダー』監督の庵野秀明がファンであることを公言するなど、数々の日本特撮、ロボット・SFアニメ作品にも多大なる影響を与え、世界でも、『2001年宇宙の旅』『スター・ウォーズ』『007』など錚々たる作品に影響を与えた伝説的作品として知られている。その伝説が、当時の技術を再現した奇跡の完全新作として帰ってくる、日本語劇場版『サンダーバード55/GOGO』。

サンダーバードの大ファンであり、日本語劇場版の構成担当も務めた樋口真嗣が語るフィーチャレット映像<樋口真嗣ver.>が公開された。日本語劇場版の元となる『サンダーバード55/GOGO』は2015年、「サンダーバード50周年記念」の目玉企画としてクラウドファンディングでファンの力を借り、完全新作かつ当時の撮影技法を完全再現し復活が実現した作品。クラウドファンディングの参加者向けに配布されたDVDをたまたま観た樋口は、”当時のような映像にもかかわらず知らないストーリーが展開されていき、自分が見逃していたエピソードかと思った”ほどで、その完成度の高さに感銘を受け、再構成に臨んだ。

樋口真嗣はサンダーバードの魅力を、「物語として、すごい超人的な能力を持っている人が出てくるわけでもないし、宇宙人が人間のために何かをやってくれるわけでもないし、すごい強いロボットに乗るわけでもない。誰かが作った乗り物とかで誰かを助けるという根本的なところが他とはちょっと違っている。例えばお巡りさんだったり、消防士さんだったり、子供にとって強いと思う人達がいた中で、その人達よりもさらに上位の国際救助隊が本当にいるんじゃないかなと子供ながらに思ったりして、これなら僕たちもできるかも?と、乗り物含めてすごく憧れていた。」とスーパーマリオネーションによって生まれた、アニメーションの中に存在する”リアル”に夢中になったと明かす。

樋口真嗣が一ファンとして、そして日本を代表する特撮監督として、サンダーバードへの思いを込めて構成を担当した日本語劇場版『サンダーバード55/GOGO』は、2022年1月7日(金)より劇場上映開始、2022年1月8日よりオンライン上映開始。

作品情報
日本語劇場版『サンダーバード55/GOGO』

1965年にイギリスで、翌1966年には日本でも放送が開始され、英国テレビ界の名匠ジェリー・アンダーソンの代表作にして、スーパーマリオネーションと呼ばれる独自の撮影手法を駆使した特撮人形劇の最高傑作として名高いテレビシリーズ「サンダーバード」。日本上陸から55年。日本特撮界が憧れた伝説のスーパーマリオネーションが完全新作でよみがえる!

監督:スティーブン・ラリビエー、ジャスティン・T・リー、デヴィッド・エリオット

オリジナル製作:ジェリー・アンダーソン、シルヴィア・アンダーソン

配給:東北新社/STAR CHANNEL MOVIES

Thunderbirds ™ and © ITC Entertainment Group Limited 1964, 1999 and 2021. Licensed by ITV Studios Limited. All rights reserved.

2022年1月7日(金)より劇場公開 / 2022年1月8日(土)よりオンライン公開

映画公式サイト tb55movie.com
55周年特設サイト tbjapan.com