まるでライブをみているような臨場感や、極上の音楽を全身で感じることのできる作品を“映画館だからこそ観たい映画”として挙げる人も多い。極上の歌と音楽のチカラに胸を震わせる、エモーショナルな体験映画が見逃せない、2023年必見の3作品をピックアップ。
『シング・フォー・ミー、ライル』
『グレイテスト・ショーマン』、『ラ・ラ・ランド』の音楽スタッフ、ハリウッドの第一線で活躍するベンジ・パセック＆ジャスティン・ポールが音楽を手掛けた奇跡と感動のファンタジー・ミュージカル。
ニューヨーク。ショーマンのヘクター（ハビエル・バルデム）は古びたペットショップで、魅惑の歌声 を耳にする。歌っていたのはなんと、1匹のワニだった。成功を掴むべくワニのライルとのステージ を画策するも大失敗。ヘクターは去り、取り残されたライルはたった一匹、アパートの屋根裏に 隠れ住むのだった。長い月日が経ち、ひとりぼっちのライルはひとりの少年ジョシュと出会う。始め 恐れを抱いたジョシュだったが、ライルの真っ直ぐで温かな歌声に種を越え、言葉を越えて、音楽で心を通い合わせていく‥‥。
言葉を話さず、歌だけで想いを伝える主人公・ワニのライル役は、オリジナル版では世界的シンガーソングライターのショーン・メンデス、日本語吹替版では大泉洋が務め、さらにオスカー俳優ハビエル・ バルデムが演じるショーマンのヘクター役に石丸幹二、コンスタンス・ウー演じる少年ジョシュの母親、ミセス・プリム役に水樹奈々と最高の布陣が実現。
ライルにとって「歌」こそが言葉。すべての気持ちを歌声で届ける。人を思い、信じ、自分ができる精一杯を伝え、自分らしく生きようとするライルの姿に胸が震える。ストーリー、登場人物たちの心情に丁寧に寄り添う珠玉のオリジナル・ナンバー、 さらにスティーヴィー・ワンダー、エルトン・ジョンなど誰しもが知る世界的なポップ・ナンバーが映画 を彩り、心弾ませずにはいられないエモーショナルでドラマティック、極上の音楽と感動のメッセージが溶け合う物語。この春、1匹のワニの歌声に日本中が涙で包まれる。
3月24日(金)より全国公開
『BLUE GIANT』
ストーリー、音楽シーン描写で読者を魅了し“音が聞こえてくる漫画”とも評された石塚真一による大ヒット 連載漫画「BLUE GIANT」が満を持して映画化。ジャズに魅了され、テナーサックスを始めた青年・宮本大。彼の情熱に感化された仲間たちとバンドを結成し世界一のジャズプレーヤーになるためにすべてを捧げ、ともすれば無謀な大きな夢に挑み成長していく姿を描く。
「劇場の最大の音量、最高の音質で、本物のジャズを届けたい」とアニメーションでの制作にこだわり、音楽は国内外の有力奏者のオーディションも敢行。世界的ピアニスト上原ひろみ、アメリカを拠点に活躍するサックス奏者の馬場智章、ドラムはmillennium parade、くるりのサポートメンバーを務める石若駿が参加。この作品でしか実現しえない最高のジャズトリオ が結成された。情熱の限りを注いだ青春、その果てに見える景色とは―。熱くて、激しい、青春が、スクリーンで鳴り響く！
公開中
『リトル・マーメイド』
『美女と野獣』『アラジン』のディズニーが不朽の名作『リトル・マーメイド』を『シカゴ』のロブ・マーシャル監督により待望の実写映画化。世界中から愛され続けている人魚姫アリエルを期待の新人ハリー・ ベイリーが演じる。
人間になりたいアリエルは美しい声を持つ娘として描かれ、その歌声を聴いた人々を 魅了、その声が美しすぎるがゆえにヴィランから声を奪われてしまう。そんなアリエルの“声”は、キャラクターを表現するに欠かせない要素のひとつ。ベイリーはビヨンセのアルバムやツアーに参加するなど、歌手としてもお墨付きの逸材。音楽は、アカデミー賞に輝く「アンダー・ザ・シー」などで知られるディズニー音楽のレジェンド、アラン・メンケンと『モアナと伝説の海』のリン＝マニュエル・ミランダの黄金コンビが手掛け、本作では4つの新曲が書き下ろされることが発表されており、ベイリーの歌声とともに、期待せずにはいられない！
6月9日(金)より全国公開
ニューヨーク。ショーマンのヘクターは古びたペットショップで魅惑の歌声を耳にする。歌っていたのはなんと、一匹のワニだった。ヘクターはそのワニのライルを相棒にしようするが、ライルのステージ恐怖症が判明。ヘクターは去り、ライルはたった一匹、取り残されてしまう。長い月日が経ったある日、ひとりの少年と家族がライルの隠れ住む家に越してくる。傷付き、歌うことをやめていたライルは、自分と同じように孤独な少年を前に再び歌いだす。やがてふたりは歌を通して心通じ合わせていく‥‥。
監督：ウィル・スペック ＆ ジョシュ・ゴードン
脚本：ウィル・デイヴィス ・オリジナル・ソング＆エグゼクティヴ・プロデューサー：ベンジ・パセック＆ジャスティン・ポール
原作：バーナード・ウェーバー「ワニのライルのおはなし」シリーズ（大日本図書）
声の出演(字幕版)：ショーン・メンデス
出演：ハビエル・バルデム、コンスタンス・ウー、ウィンズロウ・フェグリー、スクート・マクネイリー、ブレット・ゲルマン
声の出演(日本語吹替版)：大泉洋、石丸幹二、水樹奈々、関智一、宮岸泰成
配給：ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
2023年3月24日(金) 全国公開
公式サイト Sing-for-me-Lyle.jp
ジャズに魅了され、テナーサックスを始めた仙台の高校生・宮本大。雨の日も風の日も、毎日たったひとりで何年も、河原でテナーサックスを吹き続けてきた。卒業を機にジャズのため、上京。高校の同級生・玉田俊二のアパートに転がり込んだ大は、ある日訪れたライブハウスで同世代の凄腕ピアニスト・沢辺雪祈と出会う。「組もう。」大は雪祈をバンドに誘う。聴く者を圧倒する大のサックスに胸を打たれ、2人はバンドを組むことに。そこへ大の熱さに感化されドラムを始めた玉田が加わり、3人は“JASS”を結成する。トリオの目標は、日本最高のジャズクラブに出演し、日本のジャズシーンを変えること。
監督：⽴川譲
原作：⽯塚真⼀「BLUE GIANT」(⼩学館「ビッグコミック」連載)
音楽：上原ひろみ
声の出演・演奏：山田裕貴・馬場智章(サックス)、間宮祥太朗・上原ひろみ(ピアノ)、岡山天音・石若駿(ドラム)
配給：東宝映像事業部
©2023 映画「BLUE GIANT」製作委員会
©2013 ⽯塚真⼀／⼩学館
公開中
公式サイト bluegiant-movie.jp
ディズニー映画の第二黄金期を支え、その歴史の礎を築いてきた『リトル・マーメイド』の実写化。アニメーションに続く参加となる巨匠アラン・メンケンと、『モアナと伝説の海』『ミラベルと魔法だらけの家』など近年のディズニー・アニメーション音楽の中枢を担うリン＝マニュエル・ミランダがタッグを組んだ夢の作品。
監督：ロブ・マーシャル
音楽：アラン・メンケン&リン＝マニュエル・ミランダ
出演：ハリー・ベイリー、メリッサ・マッカーシー、ジョナ・ハウアー=キング
配給：ウォルト・ディズニー・ジャパン
© 2023 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2023年6月9日(金) 全国公開
