2023年韓国で年間観客動員数第1位を記録し『パラサイト 半地下の家族』を上回る1,300万人以上の観客動員で歴代級の大ヒットとなった、映画『ソウルの春』の予告映像、日本版ポスタービジュアル、場面写真が公開された。
本作は、1979年12月12日に起きた、今日「粛軍クーデター」「12.12軍事反乱」などとも言われる韓国民主主義の存亡を揺るがした実際の事件を基に、一部フィクションを交えながら描かれる歴史大作。
韓国で公開されるやいなや、事件をリアルタイムで知る世代はもちろん、事件を知らない若者たちの間でも瞬く間に話題となり大ヒット。最終的には国民の4人に1人が劇場に脚を運び、『パラサイト 半地下の家族』などを上回る1,300万人以上の観客動員を記録、コロナ禍以降の劇場公開作品としてはNO.1(2024年3月末日現在)となるメガヒットを果たした。
メガホンをとったのは『アシュラ』などで知られるキム・ソンス監督。同作でもタッグを組んだ2大スタ―、ファン・ジョンミンとチョン・ウソンが再び主演を務めた。
キム・ソンス監督は、事件当時高校3年生で、住んでいた漢南洞で銃声を聞いて以来、ずっと胸に抱き続けてきた疑問を劇映画として再構成したという。「韓国現代史の運命を変えたあの日を、果たして私に描き切ることができるのだろうか?」と当初は不安もあったが「当時を知らない世代の観客をも、事件が起きたあの日あの場所へと誘う」という決意のもと、映画を完成させた。
映画『ソウルの春』は、2024年8月23日(金)より全国公開。
1979年10月26日、独裁者とも言われた大韓民国大統領が、自らの側近に暗殺された。国中に衝撃が走るとともに、民主化を期待する国民の声は日に日に高まってゆく。しかし、暗殺事件の合同捜査本部長に就任したチョン・ドゥグァン保安司令官は、陸軍内の秘密組織“ハナ会”の将校たちを率い、新たな独裁者として君臨すべく、同年12月12日にクーデターを決行する。一方、高潔な軍人として知られる首都警備司令官イ・テシンは、部下の中にハナ会のメンバーが潜む圧倒的不利な状況の中、自らの軍人としての信念に基づき“反逆者”チョン・ドゥグァンの暴走を食い止めるべく立ち上がる。
監督:キム・ソンス
出演:ファン・ジョンミン、チョン・ウソン、イ・ソンミン、パク・ヘジュン、キム・ソンギュン、チョン・マンシク、チョン・ヘイン、イ・ジュニョク
配給:クロックワークス
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2024年8月23日(金) 新宿バルト9ほか全国公開