Jan 31, 2018 news

福山雅治、自分でいいのかと躊躇の末に『監督のために』と全力で演じる

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コラム 佐々木誠の『映画記者は今日も行く。』第185回

俳優の福山雅治が、1月30日にTOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた、映画『マンハント』のジャパンプレミアに出席した。

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今は亡き高倉健さん主演で映画化した『君よ憤怒の河を渉れ』を、『レッドクリフ』や『男たちの挽歌』、そして『M:I-2』など、数多くのアクション映画を手掛けてきた巨匠ジョン・ウー監督が再映画化した本作だが、その経緯についてウー監督は「子どもの頃から日本映画が大好きで、日本映画にとても影響を受けてきました。私の代表作でもある『男たちの挽歌』も日本映画の影響をとても受けています。特に、敬愛する高倉健さんが他界してからは、高倉健さんの作品をもう一度映画化したいと思っていたので、今回は高倉健さんへの敬意というか、オマージュとしてこの映画を撮りました」と語った。

そんなウー監督の熱い思いが詰まったこの作品で、【ドゥ・チウ】役のチャン・ハンユーとともにダブル主演を務めたのが、【矢村聡】役の福山。

オファーを受けた時のことについて、福山は「すごく嬉しくて、光栄で、夢のような話でしたが、同時に「僕でいいのだろうか?」と思いました。アクションも未経験に近いですし。驚きや喜びとともに、「本当は出ちゃダメなんじゃないか?」っていう不安の方が大きかったです」と、自身の胸の内を正直に明かすと、「ジョン・ウー監督の作品に出られるなんてこんなチャンスは一生ないなと思ったので、飛び込んでみようと思いました」と、当時の気持ちを振り返っていた。

その福山について、ウー監督は「福山さんは前から注目していたアーティストで、芸術活動を通じて愛や平和を常に発信している、人情に溢れ、正義感に満ちてる方だと思ったので、矢村像にはピッタリだと思いました。出演を快諾して頂けて有り難かったです」と絶賛していた。

また、ウー監督の現場について、福山は「とても穏やかな方で、基本的に俳優部のお芝居をきちんと見てくれて、役者がクリエイティブすることに理解を示してくれるんです」と感謝の気持ちを伝えると、「自分ができる全力以上のことをやっていこうと思わせてくれるというか、みんなが『監督のために、監督のために』と、「映画」と「ジョン・ウー監督」という共通言語のもと一つになっていましたね」と明かしていた。

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そして、ウー監督の作品には欠かせない、もはや代名詞ともなっている、“白いハト”の登場を現場で目の当たりにした福山は「あの瞬間は、(白いハトが舞う)テイクをチェックしている画面を写メしましたよ。「これは撮らせて頂きます」って言って(笑)。嬉しかったですねぇ」と、しみじみ語っていた。

ジャパンプレミアにはその他、出演の國村隼、倉田保昭、斎藤工、アンジェルス・ウー、桜庭ななみ、池内博之、TAOが出席した。

映画『マンハント』(ギャガ配給)

映画『マンハント』(ギャガ配給)は、1976年に高倉健主演で映画化された、西村寿行による小説「君よ憤怒の河を渉れ」を、巨匠ジョン・ウー監督が日本でオールロケを敢行し再映画化したサスペンス・アクション。

監督:ジョン・ウー 出演:チャン・ハンユー、福山雅治、チー・ウェイ、ハ・ジウォン、國村隼、竹中直人、倉田保昭、斎藤工、アンジェルス・ウー、桜庭ななみ、池内博之、TAO、トクナガクニハル、矢島健一、田中圭、ジョーナカムラ、吉沢悠 ほか

佐々木誠

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