Jan 28, 2018 news

松嶋菜々子、阿部寛と溝端淳平の8年に渡る絆に、もらい泣き

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コラム 佐々木誠の『映画記者は今日も行く。』第184回

女優の松嶋菜々子が、1月27日にTOHOシネマズスカラ座で行われた、映画『祈りの幕が下りる時』の初日舞台挨拶に登壇した。

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2010年4月に連続ドラマとしてスタートした『新参者』シリーズも、今回の作品でまさにタイトル通り幕を下ろすこととなったわけだが、8年にわたり主人公の刑事【加賀恭一郎】を演じ続けてきた阿部寛は「これで最後と思うと寂しいですね。自分の背骨というか、こんなに真っ直ぐな芝居はそれまでやったことがなかったです。最後に相応しい作品になっていると思います。感無量です」と感慨深く挨拶し、8年間支えてくれたファンに感謝すると、「あとは東野さん(原作者の東野圭吾)が書くかどうかですね(笑)」と、名残惜しそうに続編の可能性を望んでいた。

そんな阿部扮する加賀の従兄弟にあたり、相棒のように共に8年間を過ごしてきた、警視庁捜査一課刑事【松宮脩平】役を務めた溝端淳平は「(8年は)あっという間でしたね。貴重な経験をたくさんしました。阿部さんの隣でお芝居できたことも本当に貴重な経験でしたし。8年あったらもっと身長が伸びるかと思ってたんですが、阿部さんとの差も埋まらなかったですね(笑)。こんな複雑な気持ちで初日を迎えるのは初めてで、今までの作品とは心境が違ってすごく寂しいです」と、目に涙を浮かべていた。

そして、今回の映画で同シリーズ初参加となった、事件の鍵を握る舞台演出家【浅居博美】役の松嶋は「テレビシリーズから拝見していてとてもファンだったので、(今回で終わるのが)私も寂しいです」と語ると、「いち視聴者としても是非、東野先生には続編を書いてほしいです(笑)」と、切に訴えていた。その松嶋とは今回が初共演となった阿部は「超綺麗でしたよ(笑)」と、劇中のセリフを引用し撮影を振り返ると、「今日もすごく綺麗ですし、ずっと見ていたいですね(笑)」と、分かりやすくデレデレしていた。さらに、「松嶋さんの演技に引き込まれて、加賀もああいう表情になったと思います。なぜ今まで共演がなかったんだろう・・・。今後も是非共演してみたいです」と、松嶋に熱烈なラブコールを送っていた。対して松嶋は「阿部さんとは大切なシーンが多かったので、現場ではあまり会話をしていない状態だったんですが、キャンペーンでご一緒してお話させて頂くと、とても奥深くて興味が湧く方でした」と、その人柄を讃えていた。

するとここで、ゲストとして、映画主題歌「東京」を手掛けた歌手のJUJUが登場し、ステージにて同曲のアコースティックバージョンを生披露。その歌声に聴き入っていた阿部は「心震えましたね。生歌はさらに凄いです」と感激すると、松嶋も「ドラマティックな声に魅了されました。耳に残る素敵な曲ですね」と感動していた。

さらに、サプライズとして、阿部に対し、長年タッグを組んできた溝端からこれまでの感謝と熱い言葉が贈られると、2人の絆の深さに涙ぐむ松嶋の姿が見られた。その後、出演者たちからたくさんの花束を贈呈された阿部は「これで引退します(笑)」と、おどけながらも感激の表情を浮かべていた。

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舞台挨拶にはその他、福澤克雄監督、出演の田中麗奈が登壇した。

映画『祈りの幕が下りる時』(東宝配給)

映画『祈りの幕が下りる時』(東宝配給)は、作家・東野圭吾による人気ミステリー小説「加賀恭一郎シリーズ」を映像化したもので、連続ドラマやスペシャルドラマなどを経て、劇場版としては、2012年公開の『麒麟の翼 劇場版・新参者』に続く第2弾となる作品。

監督:福澤克雄 脚本:李正美 出演:阿部寛、松嶋菜々子、溝端淳平、田中麗奈、キムラ緑子、烏丸せつこ、春風亭昇太、音尾琢真、飯豊まりえ、上杉祥三、中島ひろ子、桜田ひより、及川光博、伊藤蘭、小日向文世、山崎努 ほか

佐々木誠

「日刊 情報プレス」編集者 (有)情報プレス社が発行する「日刊 情報プレス」は、映画業界のニュースやイベント、興行成績、劇場公開情報など、映画に関する様々な情報を掲載。また、Facebookページでは、【情報プレスα】(www.facebook.com/joho.press.jp)として、映画の舞台挨拶やイベントの模様を面白可笑しく掲載中。日々アップしている。