Jan 24, 2018 news

松坂桃李、役柄と同じようにマインドコントロールできるか?!メンタリストDaiGoとの心理戦の結果は・・・?

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コラム 佐々木誠の『映画記者は今日も行く。』第183回

俳優の松坂桃李が、1月23日にスペースFS汐留で行われた、映画『不能犯』公開記念心理戦イベントに出席した。

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本作で、思い込みやマインドコントロールによりターゲットを殺害する「不能犯」の男【宇相吹正(うそぶきただし)】を演じている松坂は、「ヒューマンとか、胸キュンとか、涙腺を誘うような映画が色々とありますけど、2月のはじめに、こんな背筋がゾクッとくるような作品がどう受け入れられるのか反応が気になりますね」と不安を募らせると、一緒に登壇した沢尻エリカ(【多田友子】役)も「そうですよね。私自身もこういうテイストの映画は初めてだったので」と、松坂に同調していた。

また、沢尻が「試写で観た時に思いのほか怖くて、「うわ! グロッ!!」ってなっちゃって、こういうの苦手な人はどうなんだろう? って思いました。私は大好きなんですけど、ホラー映画とかも」と打ち明けると、対する松坂は「僕は全然ダメですね。今回のは大丈夫でしたが、ホラー映画は基本NGです(笑)。ホラーだと撮影で怖いところ行くじゃないですか?」と弱音。「今回も廃墟に行ったじゃない!」と指摘する沢尻に対しては、「あ、行った!(笑)」とすぐに思い出し、「白石さん(白石晃士監督)はホラーをよく撮る方なので、そういう場所を見つけるのが上手いんですよね。すぐ行っちゃうから(笑)」と、苦笑いを浮かべる松坂だった。

するとここで、心理戦イベントの名に相応しく、ゲストとしてメンタリストのDaiGoが登場。松坂扮する宇相吹同様に、左目を赤く仕上げてきたDaiGoは「共感しました」と映画の感想を話し始めると、「自分でも日常的に使ってるセリフとかも出てきましたね。『愚かだね、人間は』なんていうのは1日3回くらい言ってますよ(笑)。すごく考えさせられる映画でした」と語っていた。

さらに、宇相吹のキャラクターに関しては「こんなにマインドコントロールできたらいいなぁって、うらやましいって思いましたね。前に勉強したことがあるんですけど、マインドコントロールって結構大変なんですよ」と吐露していた。

そしていよいよ心理戦に突入。これは、8色のマジックペンの中から松坂と沢尻がそれぞれに好きな1本を選び、後ろを向いていたDaiGoがそれを当てるというもので、まずは松坂が、事前にDaiGoが巧みな話術で“挑発的に”オススメしていた[緑色]のペンをあえて選ぶと、DaiGoは「松坂さんは集中力が高くて真面目な方だと思います。もっと言うと、負けず嫌いでこだわりが強いタイプだから、そういう人は挑発をかけると必ず乗ってくるんですよ」と分析し、難なく[緑色]を当てた。

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[緑色]を選んだことについて「目に優しい色が好きなんですよね」と明かす松坂に対し、DaiGoは「緑を選ぶ人は、初対面の人には壁が高いんですけど、一回心を許すと信用しちゃうのでダマされやすいんです」と注意喚起を促すと、「気を付けます(笑)」と反省する松坂だった。

一方、「私は分かりやすいと思う。気分とかもすぐに顔に出ちゃうし。分かるでしょ?(笑)」と、始まる前から敗北宣言していた沢尻は、裏をかこうと松坂と同じ[緑色]のペンを選ぶと、DaiGoは「『選びました!』と言った声がすごく楽しそうだったので、何か仕掛けてきたんだろうなぁと思いました」と鋭く分析し、あっさりと[緑色]を当てていた。

映画『不能犯』(ショウゲート配給)

映画『不能犯』(ショウゲート配給)は、思い込みやマインドコントロールによりターゲットを殺害する「不能犯」の男と、彼を追う女性刑事の対決を描いた、宮月新&神崎裕也による人気コミックを実写映画化したサスペンス・スリラー。

監督:白石晃士 脚本:山岡潤平、白石晃士 出演:松坂桃李、沢尻エリカ、新田真剣佑、間宮祥太朗、テット・ワダ、菅谷哲也、岡崎紗絵、真野恵里菜、忍成修吾、水上剣星、水上京香、今野浩喜、堀田茜、芦名星、矢田亜希子、安田顕、小林稔侍 ほか

佐々木誠

「日刊 情報プレス」編集者 (有)情報プレス社が発行する「日刊 情報プレス」は、映画業界のニュースやイベント、興行成績、劇場公開情報など、映画に関する様々な情報を掲載。また、Facebookページでは、【情報プレスα】(www.facebook.com/joho.press.jp)として、映画の舞台挨拶やイベントの模様を面白可笑しく掲載中。日々アップしている。