コラム 佐々木誠の『映画記者は今日も行く。』第73回
今年で30歳を迎えるも、その衰え知らずのダイナマイトボディで世の男性を虜にする、女優の原幹恵が、5月13日に新宿バルト9で行われた、映画『破裏拳ポリマー』の初日舞台挨拶に登壇した。
ステージでは、溝端淳平&山田裕貴の[イケメンバディコンビ]、原&柳ゆり菜の[セクシー&ビューティーペア]、長谷川初範&神保悟志の[ベテランダンディコンビ]、そして、坂本浩一監督に分かれて、劇中のキーワードとなる“転身”にちなんだエピソードをそれぞれ披露した。
その中で原は、『異性に転身! まず最初に何がしたい?』のお題に、「女の子をナンパしたい」と即答。先日行われた完成披露試写会の舞台挨拶でも、自身の必殺技を「気になる人がいたら服を一枚脱ぐ」と、お色気タップリに語っていたが、今回もその“肉食系”は健在であった。
対して、柳は「匂いを嗅ぎたいですね。鎖骨と谷間の三角形の部分が一番フェロモンが出てるので、自分で匂いたいです」と、独特なフェチを告白していた。
また、主人公【鎧武士】役を務める溝端は、『宇宙のヒーローに転身! どんな悪と戦いたい?』のお題に、「怖い敵はイヤなんで、(うる星やつら)のラムちゃんと戦いたいです。電気ショックなら耐えられると思うんで(笑)。どうせ戦うならあんな可愛い子がいいです」と、こちらは原とは打って変わって“草食系”をアピールしていた。
そして、『あの頃の自分に転身! やり直したいことはある?』のお題に、長谷川は「10代の頃にアメリカでレスラーをやっていたので、20代で身長が190cmくらいになってたらプロレスラーになりたかったですね」と衝撃発言。 同じく、神保は「音楽が苦手で、歌や踊りもダメなので、そういうのができるようになりたいですね。それでミュージカルの主演を務めたいです」と、今からでも間に合うかもしれない夢を語っていたのだった。
ちなみに、溝端演じる【鎧武士】とバディを組む【来間譲一】役を務めた山田裕貴は、同じくこの日引退会見を行った、フィギュアスケートの浅田真央と同郷で同い年ということで意見を求められると「僕は愛知県出身なんですが、浅田さんも愛知出身ということで、高校も近かったですし活躍は聞いてました。同い年でもあるんですが、引退を決断されたのは覚悟があったことと思います。残念ですね」と語っていたのであった。
最後に、溝端は「熱意や魂を込め、笑顔も交えながら撮った作品です。それが画に表れていると思います。興奮するところや笑えるところもあって、エンタテインメント性の高い作品ですので、是非、2度3度と劇場に足を運んで観てください」と締めくくっていた。
映画『破裏拳ポリマー』(KADOKAWA配給)
映画『破裏拳ポリマー』(KADOKAWA配給)は、1974年にタツノコプロが生み出した同名アニメを、溝端淳平主演で実写映画化したヒーロー・アクション作品。
公式サイト http://polimar.jp/