柚木麻子の小説「早稲女、女、男」を実写化する、映画『早乙女カナコの場合は』。この度、本作の本予告映像とポスタービジュアルが公開され、主題歌が、中嶋イッキュウの「Our last step」に決まったことが発表された。
本作は、男勝りで過剰な自意識ゆえに素直に甘えることができず、本当は誰よりも純粋で不器用な主人公・早乙女カナコと、演劇サークルの先輩・長津田の10年に渡る恋愛模様を中心に、彼女たちと周囲の人々が右往左往しながらも各々が自分を見つめ直していく姿を描いた恋愛奮闘記。
キャストには、主人公・早乙女カナコ役を橋本愛、長津田役を中川大志が演じるほか、山田杏奈、臼田あさ美、中村蒼、根矢涼香、久保田紗友、平井亜門、吉岡睦雄、草野康太、のんといった豪華俳優陣が顔を揃える。監督を務めるのは『三月のライオン』『ストロベリーショートケイクス』などで知られる矢崎仁司。
そしてこの度、「trico」「ジェニーハイ」でボーカルを務めるミュージシャンの中嶋イッキュウが、本作の主題歌を担当することが発表された。
▼中嶋イッキュウ コメント
一人の男性との出会いにより複雑な想いが重なって、決して大きくないけれどずっと細かく揺れ続けている心を抱えながら進んでいくこの物語に影響を受け、Our last stepを描かせていただきました。この恋の結末がハッピーでも最悪でも、二人の人生にとって大切で必要なものであった事をこの曲で肯定したいです。
映画『早乙女カナコの場合は』は、2025年3月14日(金)より全国公開。
大学進学と同時に友達と2人暮らしを始めた早乙女カナコ。入学式で演劇サークル「チャリングクロス」で脚本家を目指す長津田と出会い、そのまま付き合うことに。就職活動を終え、念願の大手出版社に就職が決まる。長津田とも4年の付き合いになるが、このところ口げんかが絶えない。⻑津田は、口ばかりで脚本を最後まで書かず、卒業もする気はなさそう。サークルに入ってきた女子大の1年生・麻衣子と浮気疑惑さえある。そんなとき、カナコは内定先の先輩・吉沢から告白される。やがて、編集者になる夢を追うカナコは、長津田の生き方とだんだんとすれ違っていく。大学入学から10年―それぞれが抱える葛藤、迷い、そして2人の恋の行方は‥‥。
監督:矢崎仁司
原作:柚木麻子「早稲女、女、男」(祥伝社文庫刊)
出演:橋本愛、中川大志、山田杏奈、根矢涼香、久保田紗友、平井亜門、吉岡睦雄、 草野康太、臼田あさ美、中村蒼、のん
配給:日活/KDDI
©2015 柚木麻子/祥伝社 ©2025「早乙女カナコの場合は」製作委員会
2025年3月14日(金) 新宿ピカデリー他全国公開
公式サイト saotomekanako-movie