Dec 28, 2021 news

主演の佐藤二朗がシリアスな役柄について語る 映画『さがす』インタビュー映像が公開

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『岬の兄妹』で各界から激賞が相次ぎ、国内外の映画業界に衝撃を与えた片山慎三監督の長編2作目にして商業デビュー作、佐藤二朗主演、映画『さがす』。主演を務めるのは、「勇者ヨシヒコ」シリーズや「今日から俺は!!」など“コメディリリーフ”のイメージが強い佐藤二朗。本作が商業デビュー作となる片山慎三監督は「佐藤二朗さんに自分の商業デビュー作で主演としてシリアスな演技を見せてほしかった」と長文の手紙を送り、その想いに佐藤が応える形で実現した。

主演の佐藤二朗がシリアスな役柄について語る 映画『さがす』インタビュー映像が公開

公開されたインタビュー映像で佐藤は、シリアスな役柄を演じることについて「シリアスとコメディは同じ地平にあると思っている」とコメント。過酷な状況に追い込まれる原田智を演じきり、「笑っているのにいつの間にか泣いている。そういう瞬間にすごく魅力を感じて、これは片山慎三も僕と同じ感覚を持っている。なので、この作品も単にシリアスに分けるともったいない。片山もそういうところは狙っているはずなので、良い作品になると思う」と自信を覗かせた。

自身で劇団「ちからわざ」を主宰し、演出家・鈴木裕美らが立ち上げた「自転車キンクリート」に参加するなど、演劇方面での活動が目立っていた佐藤。その名前が広く知られるきっかけとなったのは、映像デビューとなった堤幸彦演出のTBSドラマ「ブラック・ジャックⅡ」(2000)。当時31歳、医者Aという役どころだったが、その個性は強烈なインパクトを残した。

その後30代は「医龍 Team Medical Dragon2」(2007)、「ごくせん」(2008)など人気ドラマに次々出演。そして41歳の時、盟友・福田雄一監督が手掛けたドラマ「勇者ヨシヒコと魔王の城」(2011)で演じた“仏”が話題となり大ブレイク。以降は映画『HK 変態仮面』(2013)、『銀魂』(2017)、ドラマ「今日から俺は!!」(2017)などその活躍は留まることを知らず、バラエティ「超逆境クイズバトル!! 99人の壁」や「歴史探偵」でも活躍を見せている。

そんな佐藤だが50代に入った2019年頃から演じる役柄に少しずつ変化が見られる。コミカルな役柄を演じる一方で、シリアスな役柄での表現も目立つように。特に記憶に残るのが、ドラマ「翔べ!工業高校マーチングバンド部~泣き虫先生が僕らに教えてくれたこと~」(2020)や「ひきこもり先生」(2021)、そして自身が監督も務めた映画『はるヲうるひと』(2021)。そして主演最新作『さがす』では娘を残して失踪する父・原田智を演じ、ひとりの男が善悪の狭間で揺れ動く様を、底知れない凄みとおかしみがつづら折りになった圧巻の演技力で表現。2022年は大河ドラマ「鎌倉殿の13人」へ出演する。

映画『さがす』は、2022年1月21日(金)よりテアトル新宿ほか全国公開。

作品情報
主演の佐藤二朗がシリアスな役柄について語る 映画『さがす』インタビュー映像が公開
映画『さがす』

大阪の下町で平穏に暮らす原田智と中学生の娘・楓。「お父ちゃんな、指名手配中の連続殺人犯見たんや。捕まえたら300万もらえるで」。いつもの冗談だと思い、相手にしない楓。しかし、その翌朝、智は煙のように姿を消す。ひとり残された楓は孤独と不安を押し殺し、父をさがし始めるが、警察でも「大人の失踪は結末が決まっている」と相手にもされない。それでも必死に手掛かりを求めていくと、日雇い現場に父の名前があることを知る。「お父ちゃん!」だが、その声に振り向いたのはまったく知らない若い男だった。失意に打ちひしがれる中、無造作に貼られた「連続殺人犯」の指名手配チラシを見る楓。そこには日雇い現場で振り向いた若い男の顔写真があった。

監督・脚本:片山慎三

出演:佐藤二朗、伊東蒼、清水尋也、森田望智、石井正太朗、松岡依都美、成嶋瞳子、品川徹

製作幹事・制作・配給:アスミック・エース

©2022『さがす』製作委員会

2022年1月21日(金) テアトル新宿ほか全国公開

公式サイト sagasu-movie.asmik-ace.co.jp/