主人公の涙と「私を捨てたら殺すわよ」という言葉の意味とは?本編冒頭映像解禁!
パウラ・ベーア演じるウンディーネが突然恋人ヨハネスから別れを告げられ、戸惑いながらも「私を捨てたら殺すわよ」という意味深な言葉をぶつける本作冒頭シーンの映像が解禁!
ウンディーネが働く博物館の傍にあるカフェ。
恋人ヨハネスから別れ話を切り出され、彼がコーヒーを取りに行っている間、思わず涙をながすウンディーネ。席に戻ってきたヨハネスに「私を愛しているはず。永遠に」と話しかけ「行っちゃダメ」と席を立とうとする彼を引き留めようとする。
しかし心ここにあらずのヨハネスの様子に戸惑いを隠せないウンディーネは、ついに「私を捨てたら殺すわよ」「分かってる?」と意味深な言葉を投げかける・・・。
男女の別れ際のリアルなやりとりに引き込まれる場面だが、強気な言葉とは対照的に、ウンディーネの表情には明らかに動揺が感じられ、その胸の内のざわめきがスクリーンを通して観客に伝わってくるほど。
その感情の機微を淡々とした言葉のやりとりに滲ませるパウラ・ベーアの演技力が光り、余韻を残すシーンとなっている。
前作『未来を乗り換えた男』に続き、パウラ・ベーアをヒロインに起用したペッツォルト監督は「パウラ・ベーアは非常に若い女優ですが、他の人が歳をとってからしか経験できないようなことを表現することが出来る」と絶賛。
このあとパウラ・ベーア演じるウンディーネと恋人の関係はどうなるのか、そして彼女の切ない宿命の行方はぜひスクリーンで。
3月26日(金)より新宿武蔵野館、
アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開
STORY
ベルリンの都市開発を研究する歴史家ウンディーネ。彼女はアレクサンダー広場に隣接する小さなアパートで暮らし、博物館でガイドとして働いている。恋人のヨハネスが別の女性に心移りし、悲嘆にくれていたウンディーネの前に、愛情深い潜水作業員のクリストフが現れる。数奇な運命に導かれるように、激しく惹かれ合うふたり。幸せで無垢な新しい愛を大切に育むも、彼女が必死に何かから逃れようとしているような違和感をクリストフが感じとった時、ウンディーネは再び自分の宿命と直面することになる・・・。
官能的なバッハの旋律にのせて、繊細に描写されるミステリアスな愛の叙事詩。
監督・脚本:クリスティアン・ペッツォルト 『東ベルリンから来た女』『未来を乗り換えた男』
出演:パウラ・ベーア『婚約者の友人』『ある画家の数奇な運命』、フランツ・ロゴフスキ『希望の灯り』『ハッピーエンド』、マリアム・ザリー『未来を乗り換えた男』、ヤコブ・マッチェンツ『5パーセントの奇跡 嘘から始まる素敵な人生』
【2020年/ドイツ・フランス/ドイツ語/90分/アメリカンビスタ/5.1ch/原題:Undine/日本語字幕:吉川美奈子/ 配給:彩プロ】
Twitter:@undineeiga undine.ayapro.ne.jp
© SCHRAMM FILM / LES FILMS DU LOSANGE / ZDF / ARTE / ARTE France Cinéma 2020
3月26日(金)より新宿武蔵野館、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開