レコーディングスタジオ・音響ハウスの創立50周年を記念して、2020年10月に公開したドキュメンタリー映画『音響ハウス Melody-Go-Round』が、公開から3年の月日を経て再上映される。
本作は、シティポップの総本山として近年再注目を集めているレコーディングスタジオ・音響ハウスにスポットを当てた音楽ドキュメンタリー。1974年東京・銀座に設立された音響ハウスは、国内外の著名ミュージシャンたちに愛され、数々の名曲・名盤を生み出しながら、創立50周年を迎えた。
本作で音響ハウスとの出会いや思い入れ、楽曲の誕生秘話を語るのは、YMO時代からこのスタジオで試行錯誤を繰り返してきた坂本龍一をはじめ、松任谷由実、松任谷正隆、佐野元春、綾戸智恵、矢野顕子、鈴木慶一、デイヴィッド・リー・ロス(ヴァン・ヘイレン)ら多彩な顔触れ。
さらに当時のプロデューサーやエンジニアにもカメラが向けられ、1970～80年代にかけて勃興したシティポップがどのように形作られたのかにも迫る。なかでも制作秘話とともに紹介される忌野清志郎と坂本龍一がコラボした「い・け・な・いルージュマジック」は必聴。
そして、ギタリストの佐橋佳幸とレコーディングエンジニアの飯尾芳史が発起人となり、大貫妙子、葉加瀬太郎、井上鑑、高橋幸宏らゆかりのミュージシャンが集結するコラボ曲「Melody-Go-Round」のレコーディングにも密着。当時若干13歳の期待の女性シンガー・HANAが楽曲に歌声を吹き込んだとき、歴史を持つスタジオだからこそのマジックと奇跡が起こる。
企画・監督を務めた相原裕美は、レコーディングエンジニア出身。相原監督はその経験を活かして、スタジオを維持する機材修理のベテランスタッフにも目を向け、もの作りをする上で最も重要な姿勢を映し出す。
また、創立50周年を記念して、本作上映後に劇場公開時好評を博したボーカルのHANAと佐橋佳幸のギターによる「Melody-Go-Round」アコースティックVer.の上映も行う。
映画『音響ハウス Melody-Go-Round』は、2023年9月16日(土)より1週間限定上映。
シティポップの総本山として近年再注目を集めているレコーディングスタジオ・音響ハウス。坂本龍一、松任谷由実、矢野顕子、佐野元春など日本を代表するアーティスト達がこよなく愛したレコーディングスタジオにスポットを当てた音楽ドキュメンタリー。
監督：相原裕美
出演：佐橋佳幸、飯尾芳史、高橋幸宏、井上鑑、滝瀬茂、坂本龍一、関口直人、矢野顕子、吉江一男、渡辺秀文、沖祐市、川上つよし、佐野元春、David Lee Roth、綾戸智恵、下河辺晴三、松任谷正隆、松任谷由実、山崎聖次、葉加瀬太郎、村田陽一、本田雅人、西村浩二、山本拓夫、牧村憲一、田中信一、オノセイゲン、鈴木慶一、大貫妙子、ＨＡＮＡ、笹路正徳、遠藤誠ほか
配給：太秦
©2019 株式会社 音響ハウス
2023年9月16日(土) 渋谷・ユーロスペースにて1週間限定上映
公式サイト onkiohaus-movie
