Oct 20, 2023 news

『スワロウテイル』など全14作品を上映 現役⽇芸⽣による映画祭「移民とわたしたち」ヤンヨンヒ監督らトークゲストが決定

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⽇芸⽣が主催する映画祭「移民とわたしたち」。この度、本映画祭に登壇するトークゲストが発表された。

現役の⽇本⼤学芸術学部映画学科⽣が主催する映画祭が今年も開催される。これまで「中国を知る」「ジェンダー・ギャップ」「領⼟と戦争」など、その時々の社会情勢を踏まえて学⽣たち自身が考える問題を取り上げてきたが、13回⽬を迎える今回のテーマは「移⺠とわたしたち」。今年度のテーマの発案者で映画祭の代表は中国⼈留学⽣、ゼミメンバーは在⽇コリアンも含む15⼈で、皆で移⺠について考えてきたという。

映画祭では、最近の作品を中⼼にこれまで作られた⽇本における外国⼈の⽣き⽅を扱った映画を振り返り、⽇本と移⺠や難⺠との結びつきについて学ぶことが狙い。在⽇外国⼈を扱った作品だけでなく、移⺠として海外へ⾏った⽇本⼈を描いた作品や、海外の監督が国際的視野で移⺠を描いた作品も上映される。

トークゲストに登壇するのは、『かぞくのくに』のヤンヨンヒ監督と、『サウダーヂ』の監督 富⽥克也、脚本の相澤⻁之助。

移⺠・難⺠の暮らしの現状や⽣活する⼈々の困難を描いた作品14本の上映作品のうち、最古の作品は木村荘⼗⼆監督の『からゆきさん』(1937)。⽇本から東南アジアへ出稼ぎに⾏った⼥性たち「からゆきさん」の帰国後の⽣活を⽣々しく描く。

そのほか今村昌平の『⼥衒』、岩井俊二『スワロウテイル』、アキ・カウリスマキ『ル・アーヴルの靴みがき』、藤元明緒『海辺の彼⼥たち』などもラインナップ。

映画祭「移⺠とわたしたち」は、2023年12⽉2⽇(⼟)~ 12⽉8⽇(⾦)開催。

作品情報
日芸映画祭2023「移⺠とわたしたち」

今年で13回⽬となる現役⽇芸⽣主催の映画祭。テーマ設定、企画から作品選定・上映交渉・ゲスト交渉・チラシやパンフレットのデザイナー探しから制作、そして会場運営に⾄るまで、全て3年⽣15名の学⽣主導で⾏う。2023年のテーマは「移民とわたしたち」。

《開催概要》
主催:⽇本⼤学芸術学部映画学科映像表現・理論コース映画ビジネスゼミ、ユーロスペース

会期::2023年12⽉2⽇(⼟)~ 12⽉8⽇(⾦)

会場::渋谷・ユーロスペース

-上映作品-
『からゆきさん』
『⼭河あり』
『⼥衒』
『⽉はどっちに出ている』
『イゴールの約束』
『スワロウテイル』
『サウダーヂ』
『ル・アーヴルの靴みがき』
『かぞくのくに』
『バンクーバーの朝⽇』
『海は燃えている』
『レ・ミゼラブル』
『海辺の彼⼥たち』
『東京クルド』

公式サイト nichigei-eigasai