Apr 25, 2022 news

「青春のきらめきは境遇の苦さに勝るのだ」各界著名人がコメント 映画『マイスモールランド』青春編メイキング映像公開

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是枝裕和監督が率いる「分福」気鋭の新人監督・川和田恵真監督による商業映画デビュー作、映画『マイスモールランド』が5月6日(金)に全国公開される。『万引き家族』×『ドライブ・マイ・カー』スタッフがおくる、国境を越えた胸に響く感動作で、2022年ベルリン国際映画祭のアムネスティ国際映画賞・特別表彰に輝いた。そんな本作から15秒予告&メイキング映像が公開された。

本作は、日本に住む難民申請中のクルド人の家族に告げられた、過酷な現実。在留資格を失い、普通の高校生としての日常が奪われてしまった17歳の主人公サーリャが、理不尽な社会と向き合いながら、自分の居場所を探し、成長していく物語。
主人公サーリャを演じるのは、自身も5カ国のルーツを持ち、ViVi専属モデルとして活躍する嵐莉菜。そして、サー リャが心を開く少年・聡太を『MOTHER マザー』で新人賞を総なめにした18歳の奥平大兼が演じている。

「青春のきらめきは境遇の苦さに勝るのだ」各界著名人がコメント 映画『マイスモールランド』青春編メイキング映像公開

公開された映像は「15秒予告―青春編―」と「撮影メイキング」。
15秒予告は、サーリャと聡太の2人が少しずつ心を寄せていく様子が伝わるものになっており、メイキングでは、雨のシーンのために散水を準備するスタッフと一緒におどけるオフショットが流れる。
自ら雨の中に身を委ね、くるくる回りながら満開の笑顔を見せる素顔の2人は劇中の姿ともリンクする、下記に紹介するコメントにある“青春のきらめき”を映し出した映像となっている。

「青春のきらめきは境遇の苦さに勝るのだ」各界著名人がコメント 映画『マイスモールランド』青春編メイキング映像公開

また、この度、歌手・俳優の武田鉄矢、映画監督の西川美和、俳優の石橋静河、漫画家の今日マチ子、ガンダムシリーズで知られる漫画家の安彦良和ら、各界の著名人から本作にコメントが寄せられた。


■コメント一覧 ※50音順

自分が生まれ育ったこの街に、生きる為に働くことも許されず、
家族そろって生活することも難しい状況である人たちがいることを恥ずかしながら知りませんでした。
未来を守ってあげたい。この作品を観て同じようにこの問題を知る人が一人でも増えてほしいです。
ーー秋山ゆずき(俳優)

自分にとってごく自然な日常生活を過ごす、高校生のサーリャちゃん。
そこに”クルド人の”が付くことで、浮き彫りになった不条理な社会問題。
そんな闇と、思春期に揺れ動くサーリャちゃんの心に触れられる映画。
みんなに観て知ってほしい作品だよ!
ーーあんこ(お笑い芸人/映画系YouTuber)

もし私の横に彼女がいても、お金を渡したり、ご飯を作ってあげることしかできないだろう。
そう思うととても情けない気持ちになった。でも、スクリーンの中の彼女とともに心の底から絶望し、涙することは 自分のなかに無意識に存在させている「差別」を見つける第一歩だと思った。
ーー石橋静河(俳優)

自由な高校生活から、数々の制限をかけられた生活へ。
「ごく普通」が豹変する様子は日本における難民問題を知る一助になるだろう。
それでも友情や進路問題、恋がある。青春のきらめきは境遇の苦さに勝るのだ。
ーー今日マチ子(漫画家)

「日本人か、日本人じゃないか」。その線引きが日常に平然とある社会。
日本人にはほぼ見えない線でも、日本人じゃない人には、時に有刺鉄線にもなりうる線。
わたしたちの暮らしのなかで一番大切な想像力というものを再認識できる映画です。
ーークリス智子(ラジオパーソナリティ)

家族のために力強くたくましく成長する子どもの姿と、いつだって子の幸せを願う親の気持ちに心打たれました。
ーー関根麻里(タレント)

「国籍」「民族」という重い言葉を背負い、
クルドの少女は懸命に生き、希望を探します。ラストシーンは静かで美しい。
世界で国を失った人たちへの希望の伝言になるでしょう。
ーー武田鉄矢(歌手・俳優)

みずみずしい恋の風景がある。しかしみずみずしい恋だけでは、何も解決し得ない。
異邦の少女に惹かれるこの国の心優しい少年は、哀れなほど無力だ。
少年の無力は私の無力であり、この映画のなかで最も重たい問いかけなのではないかと思う。
ーー西川美和(映画監督)

多くの人は彼女の秘密を知らないし、秘密を抱えさせていることにすらきっと気づいていない。
もがいて、苦しんで、それでも生き延びようとする彼女のなかから、真実が叫んでいた。
ーー望月優大(ライター)

今の日本で絶対に語られるべき物語。「可哀そう」を超えて「尊重」へ、「尊重」を超えて「普通」へ、そんな日本になることを願う。
ーーMoment Joon(ラッパー)

世界で、日本人の対極にいるのがクルド人です。
そのクルド人は「可哀想」なのではなく「勁い(つよい)」のです。
ラストのサーリャのつよいまなざしは、日本人にも「勁くあれ」と言っているのだと思います。
たいへんいい映画をみせていただきました。
ーー安彦良和(漫画家)

作品情報
「青春のきらめきは境遇の苦さに勝るのだ」各界著名人がコメント 映画『マイスモールランド』青春編メイキング映像公開
映画『マイスモールランド』

クルド人の家族とともに生まれた地を離れた後、幼い頃から日本で育った17歳のサーリャ。同世代の日本人と変わらない、ごく普通の高校生活を送っていた彼女と家族は、あるきっかけで在留資格を失い、これまで当たり前だった日常が一変する。そんな過酷な環境な中でも、主人公サーリャが、東京に住む日本人の少年・聡太との出会いをきっかけにアイデンティティに葛藤しながらも、成長していく。

監督・脚本:川和田恵真 

出演:嵐莉菜、奥平大兼、平泉成、藤井隆、池脇千鶴、韓英恵、サヘル・ローズほか

配給:バンダイナムコアーツ

©︎2022「マイスモールランド」製作委員会

2022年5月6日 全国公開

公式サイト mysmallland.jp