Dec 07, 2023 news

「自分らしく生きたい」と願う少女と、彼女に寄り添うことを決意した少年。2人の悲しくて最高に幸せな7日間のラブストーリー 映画『ハピネス』

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注目の若手俳優2人 窪塚愛流・蒔田彩珠が主演を務める、嶽本野ばらによる同名小説の映画化、映画『ハピネス』の公開日が決定し、あわせて特報映像、ティザービジュアル、追加キャストが公開・発表された。

残り少ない日々を命の限り輝かせようとする少女と、そんな彼女の夢を全力で支えようと奔走する少年とが繰り広げる純度100%のラブストーリー「ハピネス」。彼女の突然の告白に戸惑いながらも、幸せな日々を一緒につくりあげることに協力する雪夫役には、「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」や映画『愛のゆくえ』などで注目を集める若手俳優・窪塚愛流。

また、心臓の病気のため、医者から余命1週間と告げられた高校2年生の由茉役に、映画『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』『朝が来る』やドラマ「おかえりモネ」の蒔田彩珠。17歳という若さで逃れられない運命に対する絶望や動揺、怒り、悲しみなど、すべての感情を抱え込んだ上で、慎重に生きることよりも、残りの人生を笑顔で、幸せに過ごすことを選んだ2人を好演する。

そしてこの度、主人公2人を見守りそっと寄り添う家族を演じるキャストも発表された。由茉のために明るく振る舞う弟・雪夫を案じる姉・月子を演じるのは、橋本愛。余命わずかと宣告された娘への思いに押しつぶされそうになりながらも、それでも娘の幸せを願う由茉の母・莉与を演じるのは吉田羊。そして妻の莉与とともに、娘のやりたいことにそっと背中を押す由茉の父・英生に、シンガーソングライターであり、篠原監督とタッグを組んだ『月とキャベツ』『影踏み』をはじめ、俳優としても活躍する山崎まさよし。

【コメント】

▼橋本愛
原作を読んで、私は主人公の由茉ちゃんと同じ問いを抱いていることに気づきました。17歳という若さであまりにも残酷な現実を突きつけられた彼女が出した結論は、あまりにも強く、美しかった。
月子はぶれない強さを持っていて、弟の雪夫に対して力を与えられるような存在なのですが、月子自身も雪夫に何度も助けられてきたのだろうと思います。私は、この姉弟の関係が大好きです。
撮影中は、雪夫と由茉が、痛みや悲しみや残酷な運命をどう乗り越えていくのか、喜びや幸せや奇跡のような出会いを、どう噛み締めて生きていけるのか、見守るような気持ちで演じさせていただきました。観終わったあとに、清らかで美しい心と生きる勇気が胸を満たす作品です。

▼山崎まさよし
自分にも子供がいるので、英生にすごく感情移入することができました。後半、娘を想い怒りを爆発させるシーンがあるのですが、そこはつい感情的になってしまったことを覚えています。「あぁ、アカデミー賞もらったな!」と思いました。笑
また、劇中で家族3人が川の字になって寝るシーンでは、昔自分の子どもたちとそんな風に寝ていたことを思い出し、懐かしくなりました。悲しい物語ではありますが、再生というか、前向きになれるものを内に秘めている、希望に満ちた作品です。死生観についても考えさせられました。是非劇場に足をお運びください。

▼吉田羊
ひとりの女の子が自分の人生を「どう生ききるか」という映画であると同時に、娘の死に直面した家族の生き方を描いた物語でもあると思います。私自身演じながら、家族として彼女の意志を尊重して寄り添う方法を学ばせていただきました。
『ハピネス』というタイトルどおり、幸せの基準はそれぞれの心のなかにあって、その全てを尊重し合えたら、この世界はもっとずっと、優しいですね。観てくださった方が前向きな気持ちで自分の人生に自信と勇気を持って生きていただける、そんな背中を押せる映画になることを願っています。

映画『ハピネス』は、2024年5月17日(金)より全国公開。

作品情報
映画『ハピネス』

残り少ない日々を命の限り輝かせようとする少女と、そんな彼女の夢を全力で支えようと奔走する少年とが繰り広げる純度100%のラブストーリー。

監督:篠原哲雄

原作:嶽本野ばら「ハピネス」(小学館文庫刊)

出演:窪塚愛流 、蒔田彩珠、橋本愛、山崎まさよし、吉田羊

配給:バンダイナムコフィルムワークス

©嶽本野ばら/小学館/「ハピネス」製作委員会

2024年5月17日(金) 全国公開

公式サイト happiness-movie