中谷美紀主演『連続ドラマW ギバーテイカー』の放送・配信スタート日が、2023年1月22日(日)に決定。全5話にて、毎週日曜午後10:00よりWOWOWプライムにて放送(第1話無料放送)、WOWOWオンデマンド(無料トライアル実施中)にて配信される。
本作は中谷美紀演じる娘を殺された刑事・倉澤樹と、その娘を殺した猟奇殺人犯・貴志ルオトの死闘を描いた本格クライムサスペンス。原作の「ライフ2 ギバーテイカー」(講談社アフタヌーンKC)は、累計発行部数1000万部突破の「ライフ」にて、社会現象を巻き起こしたすえのぶけいこの初の青年誌連載作品。迫力あるタッチでエネルギッシュに描かれたその強烈なストーリーと、独特な心理描写が「ライフ」に続く“第2の衝撃作”と謳われた。そんな話題作をWOWOWが連続ドラマ化。
監督は、WOWOW開局25周年記念『連続ドラマW 沈まぬ太陽』(2016)、『WOWOWオリジナルドラマ ヒル』(2022)、『連続ドラマW シャイロックの子供たち』(2022)の鈴木浩介、脚本は『連続ドラマW 黒鳥の湖』(2021)、『ドクターホワイト』(CX・2022)などを手掛けた小峯裕之が務める。
この度、主人公・倉澤役の中谷美紀に続き、物語の要となる登場人物を演じる実力派キャストの情報が解禁。特報映像も公開された。
猟奇殺人犯の貴志ルオト役を演じるのは、人気アイドルとしての活動のみならず、映画・ドラマ・舞台と、俳優としての活躍も目覚ましい菊池風磨。WOWOW初出演、中谷との共演も初となる。美しい容姿からは計り知れぬ狂気を宿すルオトは、医療少年院にて更生したとされるが、「幸せは奪うもの」という異常な価値観と、倉澤への執着は変わらず‥‥。“天使のような美少年”といわれた少年期の面影が残る独特な雰囲気を身にまといながら、内に秘めた無邪気な狂気を密かに醸し出す役柄。巧みな演技力と人を惹きつけるカリスマ性が求められた難役を菊池が怪演。
倉澤が所属する神奈川県都筑中央署の刑事・今井要役には池内博之。今井は、被害者遺族としての気持ちが勝り、時に危険を顧みずに行動してしまう倉澤に、初めは苦言を呈し対立していたが、次第に信頼を築き、唯一の理解者となっていく。池内は、多彩な役柄でキャリアを積み、近年では海外でも活躍。国際的にも高い評価を受ける池内が、倉澤と共に事件を追う重要な役どころを熱演。
倉澤の警察学校の同期で、親友の椿理子役には深川麻衣。椿は倉澤と今井が勤める都筑中央署の生活安全課少年係に所属している。新たに起きた事件へのルオトの関与を強く疑い、単独捜査を行おうとする倉澤を心配し、自身もルオトについて調べるが、純粋な性格が仇となり、ルオトに利用され事件に巻き込まれてしまう。2016年に乃木坂46を卒業、同年に本格的な女優活動を開始し躍進を続ける深川が、犯罪歴を持つ少年少女の更生を信じる実直で逞しい椿を体現。
医療少年院を退院後、ルオトが就職するパン屋「幸せの穂」の従業員・津山聡美役には馬場ふみか。聡美は中学生の時に、父親が母親を殺害した罪で逮捕され、児童養護施設で生活していた。施設に出入りしていた「幸せの穂」の店主と出会い、養子になる。養父との間に問題を抱え、その苦悩と身の上を打ち明けたことをきっかけに、ルオトに心酔し洗脳状態に陥っていく。話題作への出演が続き、主演作も相次ぐ若手注目女優の馬場が、ルオトに影響され狂気に目覚めていくその様を見事に演じきった。
本作唯一のオリジナルキャラクターである倉澤の元夫・小野塚優一には吉沢悠。倉澤とは12年前の事件をきっかけに離婚。同じ苦しみを抱えながらも、考え方が大きく異なり、彼女のことを心配するが故に、意見を衝突させてしまう。幅広い役柄で新たな魅力を見せ続け、話題を集める吉沢が、本作では苦しみを背負いながらも、歩みを進める被害者遺族の心情を繊細に表現。感情をぶつけ合わせる中谷との共演シーンに注目。
ルオトの母親・貴志茉莉絵役には斉藤由貴。茉莉絵は物語の鍵を握るルオトのルーツを知る唯一の人物だが、12年前の事件後、その衝撃的な出来事により、当時の記憶が抜け落ちている。息子であるルオトの存在を認識しているのかも曖昧。あることをきっかけに、事件発生前から、ルオトに恐怖心に抱いていたと思われる。倉澤は新たに起きた事件の捜査にあたる中、茉莉絵と再会する。幅広い世代からの支持を得続け、唯一無二の名優として名高い斉藤が、圧倒的な存在感を放つ茉莉絵役で名演を魅せる。