Oct 24, 2016 interview

デスノートに名前を書くのは「爽快でした!」映画『デスノート Light up the NEW world』川栄李奈インタビュー

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メガヒットを記録した映画『デスノート』から10年、その続編となる『デスノート Light up the NEW world』が10月29日(土)に公開される。6冊のデスノートをめぐって、三島(東出昌大)・竜崎(池松壮亮)・紫苑(菅田将暉)の3人が壮絶な頭脳戦を繰り広げる今作。前作に引き続き戸田恵梨香や中村獅童らも登場し、豪華競演が実現している。そこで今回は、デスノート所有者の青井さくらを演じた川栄李奈に、壮大なスケールのロケの裏側や映画の見どころについて話を聞いた。

 

子どもの頃に映画で見たデスノートを持てるんだ!と感動しました

──まず、川栄さんは『デスノート』という作品に対してどのようなイメージを持っていましたか?

すごく好きな作品で、映画も見ていたんです。まだ子どもの頃だったんですけど、ノートに名前が書かれたら死んでしまうっていう今まで見たこともないストーリーだったし、世界観がすごいなと思っていました。

──その作品の続編に自分が出演することになって…。

まさか自分が出られるなんて思ってもいませんでした。『デスノート』に続編が作られるってことも思わなかったし、それに出るというのは不思議な気持ちでしたね。

 

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──川栄さんはデスノートを使って無差別殺人を行う青井さくらを演じましたが、その役をやると最初に聞いた時はどんな気持ちでしたか?

最初に「名前を書いて殺しちゃう人の役」って言われて、「えっ……」みたいな(笑)。でも、子どもの頃に見ていたあのノートを持てるんだ!という感動はありましたね。

──じゃあ、実際に撮影の現場でデスノートを手にした時は?

想像と違いましたね。もうちょっとペラペラのノートなのかなって思っていたんですけど(笑)。ザラザラした革の表紙で、本当にしっかりした作りのノートでした。

 

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──さくらはサイコパスな面がありますが、役作りのために取り組んだことはありますか?

大量殺人者の役はやったことがなかったので、どういう感じでお芝居をしたらいいんだろうと思っていたんですけど、監督とお会いしたら、「普通でいいです。あまり殺人者っぽくしないでください」と言われたんですね。「普通の女の子がデスノートを拾って、好奇心で名前を書いて殺しちゃう感じ」と言われたので、役を作り込むようなことはせず、デスノートを手にした時のわくわく感をそのままお芝居にしました。

──では川栄さん自身も、わくわくしながら演技を楽しんでいたということでしょうか。

そうですね。もちろん実際に人が死んでしまったら楽しいわけはないんですけど。自分がノートに名前を書きながら街を歩いていくと、周りのエキストラの方がバタバタ倒れて、パニックになるんですよ。自分の力で周囲のすべてを思い通りに動かしているような感覚になって、演じていて爽快感がありましたね。

──デスノートに名前を書きながら浮かべる薄ら笑いも、ナチュラルに出たもの?

はい。さくらだったらきっとすごく楽しいと思うだろうし、それを想像してあの場に立ったら私も楽しくなって、自然とあの笑顔になりました。

 

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──あのシーンは夜中に神戸の繁華街を封鎖して、1,500人ものエキストラが参加して大掛かりな撮影をしたと聞いています

こんな経験は初めてでしたね。エキストラの方がいることは聞いてましたけど、「まさかこんなにいるとは!」と驚きました。交差点でパニックになるシーンも、私はただ立って見ているだけだったんですけど、本当に迫力があってすごかったです。車が爆発するシーンもその場で撮っているんですよ。後でCGで合成するのかなと思っていたら本当に爆発して、「えっ? そこまでやるんだ!」とびっくりしました。音もすごく大きくて、私はビクビクしていました(笑)。

──時間の制約もあったので、撮影するのは大変だったのでは?

私はそんなに大変じゃなくて、私より周りの人が大変だったと思います(笑)。