大人気コミック「ゴールデンカムイ」が、ついに今年1月19日に実写映画として公開された。本作は明治末期、日露戦争終結直後の北海道を舞台に、莫大なアイヌの埋蔵金を巡る一攫千金ミステリー&サバイバル・アクション。
主人公の元陸軍兵・杉元佐一を演じるのは山﨑賢人、アイヌの少女・アシㇼパ役に山田杏奈。彼らとは別で埋蔵金を狙う、大日本帝国陸軍第七師団の中尉・鶴見篤四郎に玉木宏、元新撰組の土方歳三に舘ひろしも出演する。その他、眞栄田郷敦、矢本悠馬、工藤阿須加、栁俊太郎など、今注目の若手から実力派俳優まで集結した。
歴史ロマン、アイヌ民族文化など様々な要素が織り込まれ熱烈な支持を得た原作。それを丁寧になぞり一癖も二癖もあるキャラクターたちが映画にも登場する。そんな個性豊かなキャスト陣のなかにありながら、凛とした揺るぎないアシㇼパ像を魅せた山田杏奈の好演が光っている。
そんな山田杏奈さんに完成披露試写会直前にインタビュー。本作の制作秘話とともに、誕生日を迎えたばかりの彼女の魅力に迫りたい。
『ゴールデンカムイ』は大きな存在
ーーまず、お誕生日 (1月8日) おめでとうございます。やっと新年が明けた気分ですか?
ありがとうございます。23歳になりました(笑)。私、仕事始めがゆっくりだったので、それまではずっとお正月気分でした(笑)。”この映画の公開から新年始まる”という感覚だったので嬉しいですね。
私の中では『ゴールデンカムイ』という、すごく大きい存在の作品が公開されるので、年始早々すごくソワソワして、いい1年になりそうだなと思っています。
ーー山田さんにとって『ゴールデンカムイ』は、どういう意味で大きい存在なんですか?
まず上映館数も多くて規模的にも大きい作品ですよね。それに演じるアシㇼパも原作ではすごく人気のキャラクターなので、しっかりやりきらなければという責任感も大きい作品ですね。
ーー本作の見所を教えていただけますか?
よく使われる言葉ですけど、これだけ「家族みんなで楽しめますよ」って言える作品もなかなかないんじゃないかなって思っています。ロケーションはもちろんですし、ヒグマのCGなんかもすごくこだわっているので、安心して観ていただきたいです。
あとは登場人物のキャラクターですよね。それぞれ名だたる先輩方が演じられていて、本当にかっこいい(笑)。純粋に面白かったって映画館を出てもらえる作品になっていると思います。