Jan 28, 2024 interview

アシㇼパ、可憐なる瞳に宿る強き意志 『ゴールデンカムイ』山田杏奈インタビュー

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初体験での学び

ーー雪山の撮影は初主演映画の『ミスミソウ』以来ですか? 今回の北海道の雪山はいかがでしたか? 

そうですね。私の中で『ミスミソウ』が、かなり寒かった記憶だったんです。『ミスミソウ』が終わった後に「これをやったらどんな撮影も乗り切れる」って思っていました。

今回は毛皮もあって、かなりしっかりした衣装だったので、私はそこまで寒い思いはしなかったです。

ーーやっぱりあの毛皮、あったかいんですね。

毛皮はとても暖かいです。でも衣装の下には、カイロをベタベタ貼りまくってました(笑)。それで私はなんとか大丈夫でしたけど、他の人の寒さ対策はすごかったですよ。電気で暖かくなる靴下みたいなものを履いている男性キャストもいらっしゃいました。

ーー過酷な状況ですよね。

雪山の撮影って、靴に雪が染みてきたりするので、大変だなって思う反面、原作の舞台となっている北海道で実際に撮影できるなんて、すごく贅沢なことだと思いました。

ーーアイヌゆかりの場所で、本格的なロケをされてますね。

二風谷でも撮影していますし、コタン (集落) をちゃんと建てています。期間的にもかなり時間をかけて撮影していました。

ーー北海道の地でアイヌの衣装に袖を通した感想を教えてください。

あの衣装は実際にアイヌの方が丁寧に作ってくださったものなんです。本当に繊細なので、「この刺繍だけ引っ掛けないように気をつけて」って言われました(笑)。

着ると”やっぱりアシㇼパの服だな”って感じました。アイヌ語でテクンペっていう手甲を付けてるんですけど、アクションシーンをこなしていく度に、真っ黒になっていくんです。でも洗うものでもないので、撮影を重ねていくにつれて、どんどん服が汚れていくことも、生きている感じがして良かったです。

ーー役に服も馴染んでくる感じですね。アクションを演じられるのは本作が初なんですか?

そうですね。ここまで本格的にやるのは初めてです。アクションも走るとか立つとか、本当に初歩の初歩から練習しました。

ーーアクションの「走る」「立つ」と、普通に「走る」「立つ」ってどう違うんですか?

例えば振り返るだけでも違うんですよ。気持ち的には焦っていても普通に振り返ると、間が抜けた感じの見え方になるんです。だから、そういう場合でもアクションとしての動作が、本当に大事なんだなって感じました。完成した映像を観たら”これでアクションとしての動作を練習してなかったら、全然違う感じになっていただろうな”って思いました。

ーーなるほど。アクション練習も大変そうですね。

出演が決まって、撮影前の半年くらい準備期間をいただいたんです。アクション練習を週に2、3回入れたら、普段運動全然しないので、筋肉痛のまま次のアクション練習みたいな(笑)。

ちょうど舞台をやっていた時期だったので、舞台があってアクション練習で弓打って、馬乗ってみたいな感じだったので、そのときは、”どうしよう”と気持ち的に大変だったときもありました(笑)。

ーーそれを乗り越えたら、これからどんどんアクションシーンはできますね。

まだまだですよ(笑)。これからも練習を続けていかなきゃなと思っています。