May 09, 2017 interview

第5回:『バック・イン・タイム』超絶、面白い作品ですよね。僕、見て、泣いたもん。

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池ノ辺

面白い。

で、私は、『Part 2』で出てくる未来が2015年10月21日で、ちょうど、この年、アメリカで記念のイベントが開催されるって聞いたからハリウッドに行って、Part 2の上映と、この作品を観てきたんです。

以前から『バック・イン・タイム』の存在を知っていたから、いろんな配給会社に「どこが上映するの?」って聞いていたんですけど、どこからも返事がない。

前回、話に出たカルチャヴィルの中村さんから「アメリカで買い付けに出ているみたい」と聞いていて、プロデューサーにも、日本での配給権について問い合わせしていたのに、突然、連絡がつかなくなった。

だから、アメリカでの一日だけの上映に行って、私、直接、ジェイソン・アロン監督にも話をしに行ったの。

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ジェイソン・アロン監督と一緒に。

西澤

池ノ辺さん、すごいなあ。

やる気満々じゃないですか。

池ノ辺

そう、やる気満々だったの。

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズの予告編を作ったから、使命だと勝手に思ってたから。

西澤

でも、ダメだったでしょ。

池ノ辺

そう、なぜかというとNetflixでの配信になっちゃったから。

監督自身は、ビジネスに関してはプロデューサーに任せていて、「僕は知らないんです」って。

で、全世界に配信される前に、一度だけ、劇場で上映されたの。

西澤

超絶、面白い作品ですよね。

僕、見て、泣いたもん。

池ノ辺

面白かったし、「あー」って思ったのは、劇場で観た夜、Netflixで見たら、すでに完璧な日本語のスーパーがついているのよ。

早い。

びっくり。

なんか新しい時代が来た!と複雑な気持ちになったの。

西澤

じゃあ、池ノ辺さんと僕は競り合っていたのかな。

この作品は僕もずっと追いかけていて、やっぱり日本で公開したかったんですよ。

池ノ辺

で、どうやって、この「未体験ゾーン」で流したんですか?

西澤

最終的に配給はうちでやったんですよ。

池ノ辺

そうだったんだ!

西澤

Netflixでの配信期間は一年だから、その後に契約して、上映後にDVD付きのムック本として発売したんです。

それでも劇場で上映したかったから、「未体験ゾーン」で流しました。