Apr 14, 2018 interview

古谷徹がアムロを演じ続けて40周年! 今だから話せる『機動戦士ガンダム』秘話

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古谷徹主演の劇場版『名探偵コナン』は4月13日公開!!

平野

さて、この4月13日には、古谷さんが重要な役どころで登場する映画『名探偵コナン ゼロの執行人』が封切られるわけだけど、こちらも実はガンダムとの関わりがあるみたいね。

古谷

『名探偵コナン』に私立探偵・安室透(あむろ・とおる)というキャラクターが登場してから、もう6年くらい経つのかな。でも実はこのシリーズには安室に先駆けて、赤井秀一なんていうキャラクターが登場していまして……声優が赤い彗星のシャアでおなじみの池田秀一さんなんですよ。

古川

そのまんまだね(笑)。

古谷

これは、原作の青山剛昌先生はガンダムが好きなんだろうな、と。いずれお声がかかるだろうなと思っていたわけです。そしたら本当にそういうことになって……。しかも赤井秀一とライバル関係。

平野

しかも、すごくハンサムなキャラクターなのよね。それもうれしかったんじゃない?

古谷

最初に見たとき「これは人気がでる!」って確信しました。コナン史上、上位5人に入るイケメンだし、スキルもすごい。推理も見事で、博識で、ギターが弾けて、テニスはプロ並みで、ボクシングまで嗜んでいて、ピッキングや爆弾解体なんて技術も持っている。とにかくなんでもできちゃう男なんですよ。さらに、コナンたちの敵対組織のメンバーいう裏の顔もあって……しかも、その真の正体は公安警察の捜査官。組織にはスパイとして潜入しているって設定だったんだよね。そして、本名は降谷零(ふるや・れい)。

古川

アムロ・レイと、古谷徹を逆にしただけだ(笑)。

古谷

一昨年公開された映画『名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)』で赤井秀一と安室透が大ブレイクしたんだけど、今年の『名探偵コナン ゼロの執行人』では安室が完全にメインを張りますので、ぜひご覧いただきたいですね。よろしくお願いいたします。

構成・文 / 山下達也 撮影 / 根田拓也

プロフィール

古谷徹(ふるやとおる)

7月31日生まれ、神奈川県出身。青二プロダクション所属。「巨人の星」では作中年齢に近い星飛雄馬を15歳の古谷が熱血に演じ、大きな反響を引き起こす。出演している主なアニメーション作品には、「機動戦士ガンダム」(アムロ・レイ役)、「ドラゴンボール」(ヤムチャ役)、「聖闘士星矢」(ペガサス星矢役)、「美少女戦士セーラームーン」(地場衛 / タキシード仮面役)、「名探偵コナン」(安室透役)、「ONE PIECE」(サボ役)など多数ある。

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古川登志夫(ふるかわとしお)

7月16日生まれ、栃木県出身。青二プロダクション所属。1970年代から活躍を続け、クールな二枚目から三枚目まで幅広い役を演じこなす。出演している主なアニメーション作品には、TVシリーズ「機動戦士ガンダム」(カイ・シデン役 1979~80年 テレビ朝日)、映画・TVシリーズ「うる星やつら」(諸星あたる役 1981~86年 フジテレビ)、映画・TV「ドラゴンボール」シリーズ(ピッコロ役 1986~ フジテレビ)、映画・OVA・TVシリーズ「機動警察パトレイバー」(篠原遊馬役 1989~90年 日本テレビ)、映画・TV「ONE PIECE」(ポートガス・D・エース役 1999年~)など多数ある。

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平野文(ひらのふみ)

1955年東京生まれ。子役から深夜放送『走れ!歌謡曲』のDJを経て、’82年テレビアニメ『うる星やつら』のラム役で声優デビュー。アニメや洋画の吹き替え、テレビ『平成教育委員会』の出題ナレーションやリポーター、ドキュメンタリー番組のナレーション等幅広く活躍。’89年築地魚河岸三代目の小川貢一と見合い結婚。著書『お見合い相手は魚河岸のプリンス』はドラマ『魚河岸のプリンセス』(NHK)の原作にも。