Apr 14, 2017

コラム1535

「だめ」なところを隠さないから自然体で楽しい!
ファンの心を掴んで離さないトミタ栞の魅力

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やきそばかおるの「ラジオのかくし味」
第9回 トミタ栞さん(YOKOHAMA RADIO APARTMENT 「だめラジオ」)

 

FMヨコハマでは火曜日の22時を過ぎると、元気な声が聞こえてきます。声の主は歌手として活躍中のトミタ栞さん。番組ではツイッターを使ってリスナーと一緒に遊んだり、ゲストを呼んで楽しくおしゃべりしたり、電話で話すコーナーがあったり…。しかも「だめラジオ」というタイトルの通り、噛んだり、言おうと思ったことをど忘れしたり、固有名詞を間違えたりと、非常にフリーダム! そんなトミタさんをリスナーが温かく見守っています。2012年に人気音楽番組「saku saku」(tvk)でデビューして以来、ファンの心を離さない、トミタ栞さんの番組の魅力に迫りました。

 

「だめラジオ」だから、だめな部分もキープするのが目標!?

 

──個人的なことで恐縮ですが、私、トミタさんが「saku saku」に初めて出演した時のことを覚えてて、「一体、どんな人なんだろう?」と検索したのを覚えてます。その時は、検索してもほとんど情報がなくて、正体不明で…。

あの時はまだ普通の高校生で、ツイッターもやってなかったんです。手紙を書くのが好きだから、文通仲間がいたり、クラスの子とも交換日記をしたりしていて、色々なペンを使って文字とか絵を書くのが楽しくて。今はSNSが大好きだけど、その頃は苦手で、SNSの時代になっていくのが嫌だったんです。“最先端”になっていくのが怖くて、携帯をスマホに変えるのも遅かったくらい。その後、マネージャーさんが 「SNSを始めろ」って、すごくうるさくて(笑)。それで始めたらハマってしまいました。今は楽しくてしょうがないです。しかも、この世界に入って初めてのお仕事が「saku saku」だったんですよ! 岐阜に住んでいたこともあって、「saku saku」のことはあまり知らなかったんです。しかも急に決まって、急いで番組のことを調べたらMCの役だったから「どうしよう」って思って。「MC(人形)は別にいて、その人形が喋るから私はいるだけでいい」って言われました、最初は「喋った」っていうか、頷いてたっていう感じでした(笑)。

──スタッフの方から具体的にアドバイスされたことはありますか?

とにかく「自然体で良いよ」って言われました。普通は色々なことで怒られたりすると思うけど、ほとんど指示されなかったです(笑)。ただし、プロデューサーさんの心の中で決まりごとがあるみたいで、「相手の苦手なところを見つけるんじゃなくて、得意なところを伸ばそう」って言われました。「saku saku」はそういった点を大切にしていたから、たくさんの方に愛されたんだと思います。

──良いですね! 明るい方へ、楽しい方へと向かうわけですね。その後、「だめラジオ」を担当するようになっていかがですか?

「だめラジオ」も「saku saku」と同じように自由ですね〜。私が噛んだり、ミスをしたりすると、ディレクターさんがすかさず「バシッ」とツッコミの効果音を入れてくれるんですけど、そのタイミングも絶妙で(笑)。指示があるとしたら、私が何かを思い出せなくて、つっかかってしまって話が前に進まくなっちゃった時ぐらい。怒られることもないし、むしろ、私が言い間違えをしたらガラスの向こうでゲラゲラ笑ってるほどです。

──良い意味でトミタさんを泳がせてるわけですね(笑)。

 

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※自由だから…という訳ではありませんが、番組宛に送られたツイートを見ている時にLINEのメッセージが届いて、放送中に着信音が鳴ったこともありました。トミタさんは「すみません」と平謝り。

──あの時はツイッター上ではむしろリスナーさんが喜んでましたよね(笑)。「だめラジオ」のファンの皆さんは、トミタさんがスムーズに進行することを求めている訳ではないような気がして…。

「できないから、きちんとやろう」というよりも、「きちんとできないから諦めている」ような感じです(苦笑)。だから、噛んだり間違えたりしても、楽しい気持ちの方が勝っちゃいます。おかげさまで「だめラジオ」は3年目に入りました。始まった時に比べたら、メールも少しは噛まずに読めるようになってきたけど、「だめラジオ」だから、だめな部分もキープできたらと思ってます。いや、「だめな部分をキープする」っていうのは目標してどうなのかな?(笑)。

やきそばかおる

編集者・ライター・コラムニスト

テレビ誌やカルチャー誌、Webニュースなどに携わるほか、子どもの頃から大のラジオファンで元ハガキ職人ということもあり「BRUTUS」「別冊カドカワ」「ケトル」等で、ラジオ特集の取材、執筆を担当。

連載にも定評があり、「J-WAVE NEWS コラム やきそばかおるのEar!Ear!Ear!」「radiko.jpコラム」「水道橋博士のメルマ旬報(やきそばかおるの会いに行ける偉人)」「カルチャーブロス」ほか、執筆中。また、ニッポン放送の吉田尚記アナウンサー、作家のシオンJr.と、全国のラジオファンから寄せられた面白いラジオ番組の情報を紹介する「週刊 ラジオ情報センター」を月曜21時よりツイキャスで放送している。

一方、動物園愛好家として、全国95カ所をまわって写真を撮っている。好きな動物はハシビロコウ。もちろん、好きな食べ物は焼きそば。

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