Feb 19, 2018 column

成長を続ける俳優・高杉真宙の魅力を出演作から徹底分析する!

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2018年も主演&出演作が続々決定。さらなる飛躍を遂げる高杉真宙の快進撃は続く

 

『虹色デイズ』(2018年7月 公開) ©2018「虹色デイズ」製作委員会 ©水野美波/集英社

 

そんな濃い時間を過ごし、大きな飛躍を経験した彼の2018年は、さらに加速する。『トリガール!』や『あさひなぐ』などを手掛けたヒットメイカー・英勉が監督を務めるドラマ「賭ケグルイ」では、ギャンブルの強さで生徒たちの階級を決定する私立学園を舞台に、ヘタレで勝負に弱く、学園の底辺に追いやられるも、浜辺美波辺演じる蛇喰夢子と出会い翻弄されながらも強い味方となっていく鈴井涼太役を熱演している。極限状態を表す演技が必要とされる今作では、今までにない表情を見せている。

さらに、『ストロベリーナイト』などで知られる人気作家・誉田哲也の小説『世界でいちばん長い写真』の映画版では、目標もなく冴えない毎日を送っている主人公・宏伸を演じる。宏伸は、祖父が営むリサイクルショップで、世界一長いパノラマ写真を撮れる風変わりなカメラを発見して以来、人生が変わっていくという役どころなのだが、彼が今の年齢だからこそ表現できる“青春”や“10代の葛藤”をどう表現していくのか、今から楽しみだ。

7月には、佐野玲於(GENERATIONS from EXILE TRIBE)、中川大志、横浜流星と共に4人で主演を務める映画『虹色デイズ』も待機している。4人の男子高生の青春を描く今作で、超マイペースなオタク・つよぽん(直江剛)を演じる。深い洞察力で仲間たちのことを常に見守る一方、さりげなく彼女がいるという“隠れリア充キャラ”で、また新たな一面が見ることが出来そうだ。

 

『ギャングース』(2018年秋公開)©肥谷圭介・鈴木大介/講談社

 

そして秋には、『週刊モーニング』(講談社)で連載された人気漫画『ギャングース』の実写版に、加藤諒、渡辺大知(黒猫チェルシー)と共にトリプル出演することが決定している。犯罪者をターゲットにした“タタキ”(窃盗、強盗)稼業で生きる少年3人を描く今作。高杉が演じるのは、窃盗団の作戦立案担当・サイケ役で、直毛のロン毛、細眉と、鋭い眼光が印象に残る個性的なキャラクター。『22年目の告白-私が殺人犯です-』などの入江悠監督のもとで、社会に見放され最底辺で生きる少年をどう演じるのかに期待が高まる。

 

 

イメージにとらわれることなく、どんな役でも真摯に向き合い、演技力の高さと振り幅の大きさで魅せてくれる高杉真宙。今後、さらなる飛躍を遂げるであろう彼の快進撃を、ぜひ見届けてもらいたい。きっと、驚きに満ち溢れているはずだ。

取材・文/吉田可奈

 

 

作品情報

 

『プリンシパル~恋する私はヒロインですか?~』

2018年3月3日(土)公開
配給:アニプレックス
©2018映画「プリンシパル」製作委員会 ©いくえみ綾/集英社

 

『渇き。』プレミアム・エディション

DVD:4800円(税抜) Blu-ray:5800円
発売中
発売・販売元:ギャガ
©2014「渇き。」製作委員会

 

『ReLIFE リライフ』

DVD:3900円(税抜)
豪華版DVD:4800円(税抜) 豪華版Blu-ray:5800円(税抜)
発売中
発売元:カルチュア・パブリッシャーズ 販売元:ハピネット
©2017「ReLIFE」製作委員会 ©夜宵草/comico

 

『逆光の頃』

DVD:4700円(税抜)
発売中
発売元:東映ビデオ 販売元:東映
© タナカカツキ/講談社・2017東映ビデオ/マイケルギオン

 

『虹色デイズ』

2018年7月 公開
配給:松竹
©2018「虹色デイズ」製作委員会 ©水野美波/集英社

 

『ギャングース』

『ギャングース』
2018年秋公開
配給:キノフィルムズ/木下グループ
©肥谷圭介・鈴木大介/講談社