May 12, 2017 news

上戸彩、斎藤工を「タクミくん」と呼ぶワケは? <平日昼顔妻>を演じ自身の恋愛観にも変化が

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コラム 佐々木誠の『映画記者は今日も行く。』第71回

2015年8月に第一子となる女児を出産してから初の映画出演(実写)となった、女優の上戸彩が、5月11日に六本木ヒルズアリーナで行われた、映画『昼顔』のファンミーティングに出席した。

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不倫関係に陥る主婦【木下紗和】役を務めた上戸は「2年も撮影期間があいていたので、紗和に戻れるか不安でしたが、最初に扉を開けて北野先生の声が聞こえた瞬間に、2年前の自分の気持ちがフラッシュバックして、涙が止まらなくなりました」と、自身の心情を吐露していた。

その北野先生こと【北野裕一郎】役を務めた斎藤工は「ドラマの時も、誰も見てない秘め事のような撮影だったので、これは放送されるんだろうかと思ってましたが、今回の映画もそれと同じ気持ちで、公にしたい気持ちと、誰にも見てもらいたくないという気持ちがあります」と、揺れ動く想いを口にしていた。

そんな2人は今回も劇中で禁断の愛を育むわけだが、ステージ上では常に斎藤のことを「タクミくん」と、親しみを込めて下の名前で呼んでいた上戸。先日、フジテレビ系「めざましテレビ」の企画で、イタリア・ヴェネチアを旅する2人の姿がオンエアされていたが、その時も上戸が斎藤を「タクミ」「タクミくん」と呼ぶなど、終始“ラブラブ”ムードで、ネット上にも2人の“ただならぬ”関係を怪しむ声があがっていたほどだ。
実際のところはどうなのだろうか・・・。

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また、ステージでは、昼顔ならぬ裏顔企画として、実は斎藤はS気質があるのでは? ということが議題に。

斎藤が「僕はドMですよ」と発言するも、上戸が「ドSでドMだと思う」と、すかさず指摘。斎藤以外のメンバーはというと、今回の映画から初参加となった【杉崎尚人】役の平山浩行以外は全員「M」ということが判明した。
ちなみに、平山は「両方あると思います。“ド”は付かないですけど」と、自己分析していたのだった。

その後は、場所をTOHOシネマズ 六本木ヒルズに移して、完成披露試写会の舞台挨拶が実施された。

改めて、上戸は「連ドラで出し切った感があったので、続編のお話を頂いても、最初はまだそういうモードになれなかったですね」としながらも、「脚本を読んだ時は胸が苦しくなって、本を閉じた頃には涙が出ていました。(物語的には)私の中でも腑に落ちました」と語っていた。

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さらに、現場でのエピソードについて、斎藤が「“バーバー上戸”でアシスタントを務めてました。僕はヘア担当で、上戸先生がメイクを担当して」と振り返ると、「スタッフさんたちは、眠ることもできず睡魔との戦いで、肌もボロボロになって、皆さん女子でなくなっていってたので(笑)、メイク台の椅子に一人ずつ呼んで座ってもらって、タクミくんが髪を巻き巻きして、私がメイクをしてあげてました」と、現場の情報をさらに詳しく説明していた上戸だった。

最後に、上戸は「色々な愛の形や愛の深さがあると思います。やっぱり第三者が人の恋愛に文句を言えないな、軽々しくは発言できないなと、紗和を演じていて気付かされました。見えるものだけを見たら、汚い恋愛、禁じられた恋愛に見えるかもしれません。でもそこには2人にしか分からない、2人なりのドラマがあるんです」と、胸の内を明かしていた。

舞台挨拶終了後には、先にステージから降壇した斎藤が上戸の手を取り紳士にエスコートする姿も見られ、客席から歓声を浴びるなど、2人の禁断の仲はますます深まるばかりなのであった。

当日はその他、出演の伊藤歩と西谷弘監督が出席した。

映画『昼顔』(東宝配給)

映画『昼顔』(東宝配給)は、平日昼間に夫以外の別の男性と恋に落ちる主婦のことを指す造語「平日昼顔妻」をテーマにした、人気テレビドラマ『昼顔  ~平日午後3時の恋人たち~』の3年後を舞台に描いた劇場版。

監督:西谷弘
脚本:井上由美子
出演:上戸彩、斎藤工、伊藤歩、平山浩行、黒沢あすか、萩原みのり、三浦誠己、渋川清彦、松居大悟、中村育二、志賀廣太郎 ほか

公式サイト https://www.toho.co.jp/movie/lineup/hirugao-movie.html

佐々木誠

「日刊 情報プレス」編集者 (有)情報プレス社が発行する「日刊 情報プレス」は、映画業界のニュースやイベント、興行成績、劇場公開情報など、映画に関する様々な情報を掲載。また、Facebookページでは、【情報プレスα】(www.facebook.com/joho.press.jp)として、映画の舞台挨拶やイベントの模様を面白可笑しく掲載中。日々アップしている。