日本時間3月3日、米アカデミー賞授賞式が開催された。この記事では、先に発表されたノミネート作品の中から、各部門を授賞した選りすぐりの作品をまとめて紹介する。
米アカデミー賞 主要部門 受賞作品
作品賞 BEST PICTURE winner
『ANORA アノーラ』
ショーン・ベイカーが描く、現代の‟シンデレラストーリー”とその先
2024年10月17日 米国初公開 全世界興行収入：15,573,404ドル (2025年2月28日時点)
ニューヨークでストリップダンサーをしながら暮らす“アニー”ことアノーラの人生が、ロシア人の御曹司、イヴァンと出会ったことで急展開していく様子を描き、第77回カンヌ国際映画祭で最高賞パルムドールを受賞。アメリカでは昨年10月に劇場公開され、評判が広がり、北米で1500館以上で拡大公開された。
第97回アカデミー賞においては、作品賞ほか、監督賞、主演女優賞(マイキー・マディソン)、助演男優賞(ユーリー・ボリソフ)、脚本賞、編集賞の計6部門ノミネートを果たし、ショーン・ベイカー監督、主演のマイキー・マディソンはアカデミー賞初ノミネートにして初受賞を果たした。
主演女優賞 ACTRESS IN A LEADING ROLE winner
初ノミネートにして初受賞 マイキー・マディソン
主演女優賞に初ノミネート初受賞を果たしたのは、“アニー”ことアノーラを演じたマイキー・マディソン。現在25歳の彼女は、クエンティン・タランティーノ監督作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』や、人気ホラーシリーズの第5弾『スクリーム』の演技で注目を集め、主演を務めた本作で初のオスカーを手にした。
あらすじ
ニューヨークでストリップダンサーをしながら暮らす“アニー”ことアノーラは、職場のクラブでロシア人の御曹司、イヴァンと出会う。彼がロシアに帰るまでの7日間、1万5千ドルで“契約彼女”になったアニー。パーティーにショッピング、贅沢三昧の日々を過ごした2人は休暇の締めくくりにラスベガスの教会で衝動的に結婚！幸せ絶頂の2人だったが、息子が娼婦と結婚したと噂を聞いたロシアの両親は猛反対。結婚を阻止すべく、屈強な男たちを息子の邸宅へと送り込む。ほどなくして、イヴァンの両親がロシアから到着。空から舞い降りてきた厳しい現実を前に、アニーの物語の第2章が幕を開ける。
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公開中
監督・脚本、編集：ショーン・ベイカー/出演：マイキー・マディソン、マーク・エイデルシュテイン、ユーリー・ボリゾフ、カレン・カラグリアン、ヴァチェ・トヴマシアン／配給：ビターズ・エンド、ユニバーサル映画 ©2024 Focus Features LLC. All Rights Reserved. ©Universal Pictures
公式サイト https://www.anora.jp/
