Mar 07, 2023 news

レア・セドゥ×ミア・ハンセン=ラブ! カンヌで注目を浴びた珠玉のヒューマンドラマ 映画『それでも私は生きていく』

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『未来よ こんにちは』(16)で、第66回ベルリン国際映画祭 銀熊(監督)賞を獲得し、フランス映画界を代表する存在となったミア・ハンセン=ラブ監督が、レア・セドゥとタッグを組んだ最新作『それでも私は生きていく』。この度、予告映像が公開された。

父の介護のかたわら通訳の仕事、子育てなど懸命に日々を送る中で、旧友のクレマンと偶然再会し、自然に恋に落ちていく様子を捉えている。レア・セドゥをイメージして当て書きされたというサンドラのいまを生きるひとりの女性の等身大の姿が、監督の定番ともいえる35ミリフィルムで詩的に描かれる。

あわせて、新たな新場面写真も公開された。

本作は、監督自身の父親が病を患っていた中で脚本を書いた自伝的作品。父の病に対する“悲しみ”と新しい恋の始まりに対する“喜び”という正反対の状況に直面するシングルマザーの心の揺れを繊細に描く。親の死を意識したときに誰もが感じる無力感や恐れだけでなく、新しい情熱が生まれる可能性も描くことで、人生を愛したくなる感動的な映画に仕上がっている。

ミア・ハンセン=ラブ監督は、前作『ベルイマン島にて』を手掛けた後、当時病床にあった父親の病から得たインスピレーションも盛り込みながら本作の脚本を執筆。「私の周りで起きていることを、なんとか理解しようとしていました。悲しみと再生という、正反対の2つの感情がどのように同時に存在し、影響し合うのかを、この映画で表現したかったんです」と振り返る。

映画『それでも私は生きていく』は5月5日(金) 新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座ほか全国順次公開

作品情報
映画『それでも私は生きていく』

サンドラは通訳者として働きながら、パリの小さなアパートで8歳の娘リンとふたり暮らしをているシングルマザー。彼女の父ゲオルグは、かつて哲学の教師として生徒たちからも尊敬されていたが、今は病を患い、徐々に視力と記憶を失いつつある。別居する母フランソワーズと共に彼のもとを頻繁に訪ねては、変わりゆく父の姿に直面し、自身の無力感を覚えるサンドラ。仕事、子育て、そして介護。長年自分のことどころではなかったサンドラだったが、ある日、旧友のクレマンと偶然再会し、自然と恋に落ちる。病を患う最愛の父に対する、やるせない思いと、新しい恋の始まりに対するときめきという相反する感情をサンドラは同時に抱くが‥‥。

監督・脚本:ミア・ハンセン=ラブ

出演:レア・セドゥ、パスカル・グレゴリー、メルヴィル・プポー、ニコール・ガルシア、カミーユ・ルバン・マルタン

配給:アンプラグド 

2023年 5月5日(金) 新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座ほか全国順次公開

公式サイト unpfilm.com/soredemo