ジェームズ・キャメロン監督自身の『タイタニック』(97) そして、あの『アベンジャーズ/エンドゲーム』(19)、も上回る全世界歴代興行収入第1位に輝き、それまでの映像界の常識を一変させた革命的超大作『アバター』(09)。映画の頂点を極めた巨匠ジェームズ・キャメロンが13年間心血を注ぎ、新たな金字塔を打ち立てた『アバター』の最新作『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』が、日米同時12月16日(金)に劇場公開。
最新作の公開を記念し、世界中で再上映を要望する声が殺到。多くのファンの期待に応え、日本でもジェームズ・キャメロンの創り出した世界が、進化した3D映像で一新され、なおかつ重要なシーンが追加された特別版、映画『アバター:ジェームズ・キャメロン 3Dリマスター』が、全国約200館のプレミア・ラージ・フォーマット含む3Dスクリーンでいよいよ本日より上映がスタートする。
この度、ジェームズ・キャメロン監督が改めて作品の魅力を日本のファンに向けて語るインタビュー映像が公開された。
監督、脚本を務めた『ターミネーター』が大ヒットし、その名を世界中に知らしめたジェームズ・キャメロン監督。その後も『エイリアン2』『ターミネーター2』など、名作SF映画を世に送り出し、97年にはあの『タイタニック』を公開。当時の歴代最高興収記録を打ち立て、アカデミー賞歴代最多タイの11部門での受賞を果たした。
そしてついに2009年、『タイタニック』以来12年ぶりの劇場公開作品となった『アバター』が世界中で空前の大ヒットを言録。社会現象となり、『タイタニック』を抜いて世界最高興収記録を自ら更新、今も尚、『アバター』は全世界興行収入歴代1位の記録を保持し続けている。(2,847,397,339ドル 9/22時点 box office mojo調べ)
監督は3Dに関して、“人間の無意識下に働きかけ、より強いキャラクターへの思い入れや、感動に繋がる”とその効果の高さを語り、とても重要視しているという。劇場公開から13年を経て、リマスター版の製作に至った理由に関して、「この映画を劇場上映するのは良いアイデアだと思った。本作を映画館で観たことがない若い世代の映画ファンがたくさんいる。配信で観るのと、スクリーンの3Dとでは、全然違う体験だ。これはもともと大スクリーン想定で作られた映画だから」と語り、当時劇場で本作を観ることのできなかった映画ファンに向け、改めて“アバター体験”をして欲しいと願う。更に監督は、「当時にはなかった4K、そして9.1サウンドにリマスターされ、より美しく、音も良い」と続け、進歩した技術により作品のクオリティと没入感が飛躍的に上がっていることを明らかにする。
歴代の興行収入の最高記録を打ち立てた『アバター』は、一時 MCU作品の『アベンジャーズ/エンドゲーム』にその座を奪われたことがある。監督は当時を振り返り、「映画業界にとってとても良いことだったと思う。『エンドゲーム』は証明したんだ。人がまだ“映画館に観に行きたい”と望んでいることを。『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』が映画業界の手助けをできることを願っている」と、『エンドゲーム』の与えた大きな影響を語りながら、12月に公開を控える『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』が、映画の興行を次のステージへ押し上げることを確信する。
そして、日本のファンに向けてこんなうれしいエピソードも。なんと監督はスタジオジブリの作品からインスピレーションを受けているという。「スタジオジブリの作品にはマジカルなリアリズムがある。少しだけ現実と離れているような。ジブリ作品と、そのアーティストを、以前から尊敬してきた。スタジオジブリの作品には、楽しませてもらってきた。とは言っても、そっくりにコピーするわけじゃない。夢のような美しさを感じさせる、そのフィーリングの部分だね。」と、日本の著名人とも親交のある親日家のジェームズ・キャメロン監督ならではのエピソードを語ってくれた。
来日経験も豊富なキャメロン監督は最後に、日本のファンに向けて、「『アバター』を公開した時、日本のみなさんは温かく受け入れてくれました。この映画をとても愛してくれました。劇場で見るという特別な体験をみなさんが覚えていてくれて、劇場で再び、その思い出と繋げてくれることを願っています。そして今作を配信やブルーレイでしか観ていない若い世代の日本のみなさん、ぜひ劇場でパンドラを経験してください」とメッセージを送ってくれた。
奇跡の4K HDR映像による、リアルを超え進化した3D映像を体験できる特別版、映画『アバター:ジェームズ・キャメロン 3D リマスター』は、本日より10月6日(木)まで2週間限定で劇場公開。
22世紀、希少鉱物を求めた人類は地球から遠く離れた神秘の星パンドラで〈アバター・プロジェクト〉に着手していた。“ナヴィ”と呼ばれるこの星の種族と人間のDNAを組み合わせた肉体〈アバター〉を操作員の意識で操ることで、人に有毒な大気の問題をクリアし、莫大な利益をもたらす鉱物を採掘する。この計画に参加した元兵士ジェイクは車椅子の身だったが、〈アバター〉を得て体の自由を取り戻す。パンドラの地に降り立ち、ナヴィの族長の娘ネイティリと恋に落ちるジェイク。しかし彼はパンドラの生命を脅かす任務に疑問を抱き、この星の運命を決する選択を強いられていく‥‥。
監督・製作・脚本:ジェームズ・キャメロン
出演:サム・ワーシントン、ゾーイ・サルダナ、シガニー・ウィーバー ほか
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
© 2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.
公開中
元海兵隊員のジェイクは、神秘の星パンドラの一員となり、ナヴィの女性ネイティリと結ばれる。2人は家族を築き、子供たちと平和に暮らしていた――再び人類がパンドラに現れるまでは‥‥。神聖な森を追われたジェイクの家族は、未知なる“海の部族”の元へ身を寄せる。だが、この美しい海辺の楽園にも、侵略の手は迫っていた。
監督・製作・脚本:ジェームズ・キャメロン
出演:サム・ワーシントン、ゾーイ・サルダナ、シガニー・ウィーバー ほか
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
© 2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2022年12月16日(金) 全国公開