7月28日(木)~8月1日(月)、初めての真夏に開幕する〈ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2022〉。3年ぶりに夕張市内での現地上映も実現するが、恒例の2大コンペ部門は、3年連続Hulu上でのオンライン開催となり、より手軽に映画祭を体感し、多彩な作品と出会うきっかけとなる。
今年は国内外から応募総数762作品が集まり、長編の「ファンタスティック・ゆうばり・コンペティション部門」、短編の「京楽ピクチャーズ.プレゼンツ インターナショナル・ショートフィルム・コンペティション部門」、それぞれ厳正なる選考を経てノミネート作品が決定した。その中から最終日8月1日(月)にグランプリ、北海道知事賞など各賞が選出される。近年はノミネート作品がそのまま劇場公開に至るケースも多く、今回もまた次代を担うクリエーターが飛び出してくることを期待したい。
そしてこの度、2大コンペの審査員メンバーが決定。“ゆうばり部門”審査員長には映画監督・脚本家・俳優の佐藤佐吉氏、そしてイタリアからサブリナ・バラチェッティ氏、韓国から映画監督のキム・テシク氏、7月17日(日)に閉幕した“姉妹”映画祭〈プチョン国際ファンタスティック映画祭(BIFAN)〉チーフプログラマーのエレン・キム氏、作家・脚本家の狗飼恭子氏が審査員を務める。
また”ショート部門”の審査員長には映画監督の池島 ゆたか氏が就任。20年『湖底の空』でゆうばり部門、21年『おそとはキケン』でショート部門と2年連続で主演作品がグランプリを獲得した韓国人女優 イ・テギョン氏、ユーロスペース支配人の北條誠人氏も名を連ねる。男女比1:1となり、それぞれゆうばり映画祭と縁が深く、時代を反映した多様なメンバーによる審査の行方に注目したい。
7月28日(木)18時から都内某所で行われHuluでライブ配信されるオープニングセレモニーには、生まれ育った黒木町での想い出をモチーフに、オリジナルショートフィルム『線香花火』を製作・監督した黒木瞳が登場。翌29日(金)には、夕張市内のリアル上映会場「合宿の宿ひまわり」にも舞台挨拶に駆けつける。また、主演作が2年連続でグランプリに輝き今年は審査員を務めるイ・テギョンが待望の来日を果たし登場、その長編グランプリ作品『湖底の空』の佐藤智也監督も新作の短編『DEAD OR ZOMBIE ゾンビが発生しようとも、ボクたちは自己評価を変えない』を引っ提げて主演女優・倉島颯良と共に登場する。そして日本・台湾合作『ボーダレス アイランド』に出演する俳優・朝井大智と井手裕一プロデューサー、今年の映画祭イメージソング「NORI☆NORI Going on」を提供してくれた5人組バンド、GET BILL MONKEYSもオープニングセレモニーに花を添える。
一方、夕張の会場「合宿の宿ひまわり」には、今回の映画祭で現地上映とHuluでの配信合わせて出演作品が4本と最多の俳優・加藤雅也をはじめとする多彩な顔ぶれが舞台挨拶に登壇。市民が黄色いハンカチを振りながら、映画人を「おかえりなさい」と迎える懐かしい光景が復活する。
〈ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2022〉は、7月28日(木)~8月1日(月)、Hulu&映画祭公式オンデマンド上でのオンライン開催。7月29日(金)〜7月30日(土)の2日間は、夕張市内でのリアル上映もある。
2022年7月28日(木)~8月1日(月) 開催
・Hulu&映画祭公式オンデマンド上でのオンライン開催 ※各作品の配信は7月28日(木)19:30開始
・夕張市内でのリアル上映 ※7月29日(金)〜7月30日(土)の2日間、合宿の宿ひまわり
料金:一部無料
※開・閉会式などイベントの配信はHulu非会員でも視聴可能。作品の視聴は有料(月額1,026円)で、会員登録必須
※映画祭公式オンデマンドは有料
※現地上映にはゆうばりファンタパスポート必須。(前売1,500円で発売中、当日2,000円、1枚で全作品鑑賞可能)
公式サイト yubarifanta.jp