『みなに幸あれ』で国内外の観客に衝撃と歓喜と戸惑いを与えた下津優太監督の、劇場公開大二作目となる映画『NEW GROUP』。このたび本作の本予告映像とポスタービジュアルが公開された。
本作は、組体操という「集団行動」における人間の行動心理の根底を、コミカルにそしてシリアスに炙り出す。多様性が強調される今の時代に、集団に埋没することの幸せとは何かを問う、SFサイコエンターテインメント。主演を務めるのは山田杏奈。家族に問題を抱える、引っ込み思案な普通の高校生の主人公・愛を演じます。愛のクラスメイトであり、海外帰りで日本の学校の協調性を重んじる集団行動に馴染めない転校生・優を演じる青木柚。そして、不敵な笑みを浮かべ集団を導く校長をピエール瀧が演じる。

このたび本作の主題歌が藤原さくらの新曲「new world」に決定。スモーキーで透明感のある歌声で知られる藤原が、本作の独特な世界観に寄り添う楽曲を書き下ろした。楽曲制作にあたり下津監督は、「人間ピラミッドをしている人々は無表情で声も発しない状態なので、その人たちの声にならない叫びのようなものや、集団の象徴として合唱を入れていただきたい」と依頼。完成した楽曲は、まさに『NEW GROUP』の鑑賞後感にふさわしい独特な余韻を残す仕上がりとなっている。
あわせて主題歌を使用した予告映像も公開。「集団はあなた方に幸せを与えますよ」という校長のセリフとともに、校庭に突如として現れた巨大な人間ピラミッドをきっかけに、不敵な笑みを浮かべる生徒たちや異質な人々、そして統率された動きで迫りくる組体操の姿が映し出される。何気ない日常を送っていた学校生活は突如として崩れ落ち、抗おうとする愛と優だったが、異様な光景は学校だけにとどまらず、街全体に広がっていく―。
映像の後半では、集団を導く校長と、それに対峙する愛の姿が描かれ、コミカルな空気を漂わせながらも、どこか狂気を感じさせる展開が印象的だ。特に、校長の掛け声に呼応するように「個人と、個人が、集まって―集団!!」とリズムに乗せて放たれるセリフは、ユーモアと狂気が入り混じる本作を象徴するシーンの一つとなっている。映像全体に得体の知れないゾッとするような不気味さが漂い、下津監督ならではのユーモアの着想と緊張感が感じられ、期待が高まる。

さらに本ビジュアルも公開。校庭に突如として出現した巨大な人間ピラミッドが印象的に写し出され、整然と組み上げられたその姿は、異様で不穏な空気を漂わせている。ピラミッドの前には主人公・愛(山田杏奈)と、クラスメイトの優(青木柚)が並び、呆然とした瞳でこちらをまっすぐ見つめている。そしてその背後には騎馬戦の大将の位置で腕を組んだ校長(ピエール瀧)の姿が、事の異常さをさらに印象付けている。この3人と巨大な人間ピラミッドが生み出す不気味な光景が、本作の独特な世界観を象徴するビジュアルとなっている。
映画『NEW GROUP』は、2026年6月12日(金)より全国公開。

これは愛(I)と優(YOU)の物語。私とあなたの物語でもある。愛は引っ込み思案な普通の女子高生。家族に問題を抱えている。ある日、転校生の優がやってきた。海外帰りの優は日本の学校の集団行動に馴染めない。愛は優のことが気になるが、自分をなかなか出せない愛に優は苛立ちを感じていた。そんなある日、校庭で一人の生徒が四つん這いになり、動かなくなった。教師や友人が止めようとしても動かない。そして、時間を追うごとにその生徒の横に同じように四つん這いになる生徒が並び始めた。不思議なことに学校も人間ピラミッドを“良いもの”として参加を勧めている。そして、積み重なった生徒たちはみな一様に穏やかな表情を浮かべている。生徒たちはどんどん集まり、集まってくる生徒たちはものも言わず従っていく。愛もなぜか、朦朧となり、ピラミッドに加わりそうになる。これは、その後地域全体を巻き込む、集団怪現象の始まりに過ぎなかった。
原案・監督:下津優太
出演:山田杏奈、青木柚、駒井蓮、木下暖日、佐々木ありさ、ロジャース歌乃、細井じゅん、松本亮、足立智充、坂倉なつこ、清水崇、前野朋哉、ピエール瀧
配給:KADOKAWA
©︎2026映画「NEW GROUP」製作委員会
2026年6月12日(金) 全国公開