Oct 22, 2025 news

ジョニー・デップ、エミール・クストリッツァらが語る 喜劇王チャップリンの魅力と知られざる逸話 映画『チャップリン』

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チャップリン家が全面的に協力し公認した唯一のドキュメンタリー、映画『チャップリン』の予告映像が公開された。

ドタバタ喜劇に庶民の哀愁や社会風刺を巧みに組み込んだユーモア溢れる作品を多く生み出し、世界中の人々を魅了してきたチャーリー・チャップリン。ちょび髭にだぶだぶのズボンと大きなドタ靴、ステッキと山高帽がトレードマークの“放浪紳士”に扮し、笑いの中にさみしさや孤独を抱え、社会のなかで弱い立場の人に寄り添う心優しいキャラクターで愛されてきた。

そんな放浪紳士に垣間見えるのは、ロマのアイデンティティ。本作では、チャップリンがロマの血を1/8引き、そのことを誇りに思っていたことが明かされる。極貧の少年時代からアメリカを追放されスイスで過ごした晩年まで、映画の神様チャップリンのルーツに迫る。

チャップリンに関する作品や映像は数多く作られてきたが、本作はチャップリン家が全面的に協力し公認した唯一のドキュメンタリー。製作を担当し、劇中でチャップリンの足跡を辿るのは息子マイケル・チャップリン。父の名声と親の七光りという重圧に苦しんだマイケルが父子断絶を経て、その関係を見つめ直す。

そのほか『ドクトル・ジバゴ』などで知られる俳優で娘のジェラルディン・チャップリンらも出演。孫 カルメン・チャップリンが監督を務める。

さらに、ジョニー・デップやエミール・クストリッツァら、チャップリンを敬愛する各界の著名人も登場。『キッド』『街の灯』『独裁者』『ライムライト』など名作の引用に加えて、本邦初公開となる家族が撮影したプライベートフィルムや貴重な記録映像を交えながら、作品に投影されるチャップリンの幼少期の記憶やユダヤ人・共産主義者のレッテル、そして放浪紳士に通じるロマの特徴や文化まで掘り下げられていく。

映画『チャップリン』は、2025年12月19日(金)より全国順次公開。

作品情報
映画『チャップリン』

チャップリン家が全面的に協力し公認した唯一のドキュメンタリー。

監督:カルメン・チャップリン

出演:マイケル・チャップリン、ジェラルディン・チャップリン、ジョニー・デップ、トニー・ガトリフ、エミール・クストリッツァ、ストーケロ・ローゼンバーグ、リタ・カベルト、ファルキート

配給:アンプラグド 

©The Caravan Trail, A.I.E, Kwanon Films Limited, and Submarine Sublime 2024
Charlie Chaplin™ © Bubbles Incorporated S

2025年12月19日(金) 角川シネマ有楽町ほか全国順次公開

公式サイト unpfilm.com/chaplin