中江有里が26年ぶりに主演を務める、映画『道草キッチン』の予告映像、日本版ポスターが公開された。

本作は、50代に差しかった身寄りのない女性・桂木立が、相続に関する通知が届いたことをきっかけに、徳島・吉野川市へ移住を決意し、そこでさまざまな事情を抱えた地元の人や、懸命に生きるベトナム人たち、そして自然豊かな食材で作られるベトナム料理と出会い、自身の生き方を見つめ直していく様子が描かれる。




主人公・桂木立を演じるのは作家、俳優、歌手などマルチに活躍する中江有里。中江は、本作で大林宣彦監督が手掛けた映画『風の歌が聴きたい』以来26年ぶりに映画主演を務める。
共演には『SHOGUN 将軍』で話題の金井浩人、『春原さんのうた』 で主演を務めた荒木知佳、『誰かの花』の村上穂乃佳、北野武監督作品の常連でもある仁科貴、『すとん』の本間淳志、『愛がなんだ』など今泉力哉監督作品の常連の芝博文、歌手やミュージカルの第一線で活躍の今陽子や、ミュージシャンの大塚まさじらが顔を揃える。




また、徳島県出身のピアニスト石井琢磨が参加し、演奏曲クロード・ドビュッシーの「月の光」がエンディング曲として作品に華を添えるほか、中江有里と松本俊明のユニット「スピン」による挿入歌「それぞれの地図」では、中江本人が作詞を手がけ、ボーカルも担当している。
【コメント】
▼中江有里
小学校の卒業式で「仰げば尊し」を合唱していた時、急に胸が熱くなり、泣きたくなったことを覚えています。歌は心を揺さぶるものだと感じました。「それぞれの地図」は、あの頃の自分を思い出して書いた詞です。羽ばたこうとする人へのエールとなりますように。
▼松本俊明
中江有里さんとの素敵なプロジェクト、スピンがいよいよスタートします。気を衒わず、自然体で風のささやきのような気持ちで作曲しました。皆さんにもこの心地良さを感じていただけたら嬉しいです。
映画『道草キッチン』は、2025年11月7日(金)より徳島にて先行公開。11月22日(金)より全国順次公開。

都会で小さな喫茶店を営む主人公・桂木立。家族や親戚もいない彼女は、余生を1人で生きていこうと決めていた。そんな折、再開発の影響でお店は立ち退きを余儀なくされ、閉店になってしまう。さらに健康上の問題も重なり、将来への不安を抱え茫然としていた頃、突然、徳島県・吉野川市から相続に関する通知が届いたことをきっかけに、思い切って移住を決めた。そこで、様々な事情を抱えた地元の人々や、懸命に日本で生きるベトナム人たちと出会い、そして自然豊かな食材をもとに作られるベトナム料理を通じた至福の時間を経て、徐々に自分自身の中にある過去のわだかまりと向き合い、自分の生き方を見つめなおしてゆく。
監督:白羽弥仁
出演:中江有里、金井浩人、村上穂乃佳、本間淳志、ファム・ティ・フォン・タオ、荒木知佳、芝博文、仁科貴、大塚まさじ、今陽子、堀内正美、角田龍平、前田有貴、片嶺穂乃佳、四宮義斗、福永祥子、五十嵐美紀、狩場航大、松原洋、タ・ティ・ハン、グエン・ティ・フェ、メイリン、萬川奨、グエン・ティ・フェ、萬川なつ菜
配給:KYO+(キョウタス)
2025年11月7日(金) シネマサンシャイン北島、イオンシネマ徳島にて先行公開
2025年11月22日(金) 新宿K’s cinema他全国順次公開
公式サイト michikusa-kitchen