山田洋次作品の多くで脚本、助監督を務め『ひまわりと子犬の7日間』『あの日のオルガン』で知られる平松恵美子監督が、故郷の岡山県倉敷市を舞台に描く、映画『蔵のある街』。この度、本作の予告映像と場面写真が公開された。
本作は、コロナ禍の時期に日本に笑顔をもたらした「サプライズ花火」のエピソードをもとに生まれた、涙と笑いと希望の物語。山時聡真、中島瑠菜、プロフィギュアスケーターの高橋大輔、MEGUMI、林家正蔵、橋爪功ら豪華出演キャストが出演する。


昔ながらの街並みを残す岡山県倉敷市に住む高校生の蒼(山時聡真)と祈一(櫻井健人)、紅子(中島瑠菜)は小学校からの幼なじみ。ある日蒼と祈一は、紅子の兄で自閉スペクトラム症のきょんくん(堀家一希)が、街の神社の大木に登って騒いでいる所に出くわす。きょんくんを木から降ろして紅子を安心させようと、とっさに「今度ここで打上花火を見せる」と約束した蒼。だが、約束を信じて花火が上がる日を待ち続けるきょんくんに心を痛めた紅子は「その場かぎりの嘘はいけんのじゃ」と蒼たちに怒りをぶつける。紅子の涙に、約束の重みを痛感する蒼。だが「花火を上げる」約束を果たすことは、高校生の彼らにはあまりにもハードルが高く‥‥。




予告映像では、約束の花火を上げようと奔走する蒼と祈一、紅子を中心に、彼らの挑戦を応援する学芸員の古城(高橋大輔)や喫茶店のマスター仙太(前野朋哉)、紅子の母夏子(MEGUMI)ら、この街で暮らす人々の姿が描かれる。
「ちょっと想像してみませんか。この街に花火が上がるところを。上がった瞬間、世代も性別も国籍も、時には時代さえも軽々と超えて、みんなのエールとなる」と語りかける古城。「この花火は2人だけのもんじゃない。みんなの希望になるんじゃねんか」と訴えかける蒼と祈一。高校生たちの「本気」は、街の大人たちを「本気」にさせるのか。果たして花火は打ちあがるのか。
映画『蔵のある街』は、2025年7月25日(金)より倉敷先行公開。2025年8月22日(金)より全国ロードショー。

昔ながらの街並みを残す岡山県倉敷市に住む高校生の蒼と祈一、紅子は小学校からの幼なじみ。ある日紅子の兄で、自閉スペクトラム症のきょんくんが神社で騒ぎを起こす。きょんくんをなだめようと、蒼がとっさに口走った「約束」が、思いがけない波紋を呼び起こして‥‥。
監督・脚本:平松恵美子
出演:山時聡真、中島瑠菜、堀家一希、櫻井健人、田中壮太郎、陽月華、長尾卓磨、前野朋哉、ミズモトカナコ、北山雅康、高橋大輔、MEGUMI、林家正蔵、橋爪功
配給:マジックアワー
©︎ 2025 つなぐ映画「蔵のある街」実行委員会
2025年7月25日(金) 倉敷先行公開
2025年8月22日(金) 新宿ピカデリーほか全国ロードショー
公式サイト kuranoarumachi