Jan 29, 2025 news

「映画を観ることで映画や人生の素晴らしさを思い出してほしい」アルノー・デプレシャン監督が贈る、映画愛に溢れるシネマ・エッセイ 映画『映画を愛する君へ』

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「映画を観ることで映画や人生の素晴らしさを思い出してほしい」アルノー・デプレシャン監督が贈る、映画愛に溢れるシネマ・エッセイ 映画『映画を愛する君へ』より、アルノー・デプレシャン監督のメッセージ映像が公開された。

本作は、『キングス&クイーン』『クリスマス・ストーリー』などで、数々の映画賞にノミネートされた、現代フランス映画界を代表する監督アルノー・デプレシャン監督が贈る、映画への深い愛と映画館への賛美に溢れるシネマ・エッセイ。デプレシャン監督の過去作『そして僕は恋をする』や『あの頃エッフェル塔の下で』でマチュー・アマルリックが演じる主人公ポール・デダリュスに、監督自身を投影した自伝的映画となっており、初めて映画館を訪れた幼少期、映画部で上映会を企画した学生時代、評論家から映画監督への転身を決意した成人期を、映画史とともに描く。なお、マチュー・アマルリックは本人役として出演する。

本編は、ドラマとドキュメンタリーを融合したハイブリッドな構成で綴られる。フィクションのシーンには、一般の観客が映画体験エピソードを語るインタビューシーンが挟まれる。「本作の主題は“私たち”映画の観客」と監督が語るように、観客の視点で映画愛が描かれ、シネ・ヌーヴォ(大阪)や東京日仏学院エスパス・イマージュなど、日本の映画館の登場も見逃せない。

さらに、リュミエール兄弟による映画の発明から、アベル・ガンスの『ナポレオン』、フランク・キャプラ『或る夜の出来事』、アルフレッド・ヒッチコック『北北西に進路を取れ』、黒澤明『乱』、クロード・ランズマン『SHOAHショア』、ジェームズ・キャメロン『ターミネーター2』、『ノッティングヒルの恋人』など、映画史に功績を残した50本以上の名作が登場。デプレシャン監督が尊敬するアメリカの哲学者スタンリー・カヴェルやフランスの批評家アンドレ・バザンの言葉も借りながら、“映画とは何か”に迫る。

そしてこの度、アルノー・デプレシャン監督から日本のファンに向けたメッセージが届けられた。「日本の観客や日本の映画は私にとって、とても大切な意味を持っています」と、日本の観客に向けて挨拶。また、本作について「世界中の映画と映画館をお見せし、心を込めて作った」と述べ、「生きていると悲しいことや世界では辛いことがたくさん起きているが、そんな時に映画を観ることで映画や人生の素晴らしさを思い出してほしい」と、観客にとって映画が希望になってほしいという想いを語った。

映画『映画を愛する君へ』は、2025年1月31日(金)より全国順次公開。

作品情報
映画『映画を愛する君へ』

19世紀末に誕生してから現在に至るまでの映画の魅力と魔法を語り尽くす、映画への深い愛と映画館への賛美に満ち溢れたシネマ・エッセイ。

監督・脚本:アルノー・デプレシャン

出演:ルイ・バーマン、クレマン・エルヴュー=レジェ、フランソワーズ・ルブラン、ミロ・マシャド・グラネール、サム・シェムール、ミシャ・レスコー、ショシャナ・フェルマン、ケント・ジョーンズ、サリフ・シセ、マチュー・アマルリック

配給:アンプラグド

© 2024 CG Cinéma / Scala Films / Arte France Cinéma / Hill Valle 

2025年1月31日(金) 新宿シネマカリテほか全国順次公開

公式サイト unpfilm.com/filmlovers