京都が好きすぎる主人公が、“京都愛”が強すぎるために大騒動を引き起こしてしまう、映画『ぶぶ漬けどうどす』。本作のこの度、特報映像とティザービジュアルが公開された。

本作の舞台となるのは、歴史に名を残す寺社仏閣が点在する美しい街並みや、悠久の時を超えて受け継がれてきた伝統文化が、世界中の人々を魅了する古都・京都。そんな京都が大好きすぎて、この街のいちばんの理解者になろうとした主人公が、思いもよらず引き起こした大騒動を描くシニカルコメディが誕生する。騒ぎの火種となるのは、「本音と建前」を使い分ける県民性。その技を器用に駆使する〈京都人〉と、東京から来た〈ヨソさん〉である主人公との攻防が、面白おかしく展開される。
東京から京都の老舗扇子店に嫁いできたフリーライター・澁澤まどかを演じるのは、深川麻衣。まどかの義母である老舗扇子店の女将・澁澤環には、40年以上のキャリアを持ち今なお活躍の幅を広げる室井滋。さらに、まどかの仕事仲間である漫画家・安西莉子役に小野寺ずる、京都の老舗料亭の女将・竹田梓役を片岡礼子、まどかの夫で扇子店の長男・澁澤真理央役に大友律、まどかが出会う大学教授・中村航役に若葉竜也、まどかの義父で環の夫・澁澤達雄役に松尾貴史、京都で不動産業を営む上田太郎役に豊原功補ら、日本屈指の実力派俳優たちが集結する。
監督を務めるのは、『南瓜とマヨネーズ』『白鍵と黒鍵の間に』など、唯一無二のユーモアセンスに定評のある冨永昌敬。『his』『そばかす』の脚本家・アサダアツシが構想7年を費やした完全オリジナル作品が満を持して公開される。