2023年度セザール賞で最多12部門ノミネートを果たし、フランスで観客動員100万人越えのスマッシュヒットを記録した話題作、映画『動物界』。この度、本作の日本版予告映像と場面写真が公開された。
公開された日本版オリジナル予告映像では、人間が動物化する奇病が蔓延する世界で行方不明となった母を探す親子のドラマが明かされる。フランソワとエミールの親子は、病に侵され“新生物”となった母・ラナと新しい家族の形を模索していた。ある日、ラナを乗せた輸送車が事故にあい、40名以上の患者が失踪。親子は自力でラナを探し始める。やがて逃走した新生物たちは町を混乱の渦に陥れ、対立と分断が進んでいく最中、エミールの身体にも変化が訪れる。
最愛の家族を守り抜こうとするフランソワを演じるのは、ジャック・オディアール監督の『真夜中のピアニスト』、フランソワ・オゾン監督の『彼は秘密の女ともだち』などでセザール賞主演男優賞に5度ノミネートされた実績をもつロマン・デュリス。名優イレーヌ・ジャコブの息子であり『Winter boy』で第70回サン・セバスティアン国際映画祭の主演俳優賞を最年少で受賞し注目を集める新星ポール・キルシェが、少しずつ動物化していくエミールの心の叫びを、驚くべき繊細さで体現する。さらに、『アデル、ブルーは熱い色』のアデル・エグザルコプロスら、フランス映画界を代表する実力派が集結。
監督・脚本を務めたのは、2014年のデビュー作『Les Combattants(英題:Love at First Fight)』で数々の賞に輝いた新鋭トマ・カイエ。
映画『動物界』は、2024年11月8日(金)より公開。
近未来。人類は原因不明の突然変異によって、徐々に身体が動物と化していくパンデミックに見舞われていた。“新生物”はその凶暴性ゆえに施設で隔離されており、フランソワの妻ラナもそのひとりだった。しかしある日、移送中の事故によって、彼らは野に放たれる。フランソワは16歳の息子エミールとともにラナの行方を必死に探すが、次第にエミールの身体に変化が出始める。人間と新生物の分断が激化するなかで、親子が下した最後の決断とは‥‥。
監督・脚本:トマ・カイエ
出演:ロマン・デュリス、ポール・キルシェ、アデル・エグザルコプロス、トム・メルシエ、ビリー・ブラン
配給:キノフィルムズ
© 2023 NORD-OUEST FILMS – STUDIOCANAL – FRANCE 2 CINÉMA – ARTÉMIS PRODUCTIONS.
2024年11月8日(金) 公開
公式サイト animal-kingdom