第76回カンヌ国際映画祭で最優秀監督賞を受賞した、トラン・アン・ユン監督による愛と⼈⽣を味わう感動の物語、映画『ポトフ 美⾷家と料理⼈』。この度、本作の⽇本版予告映像とポスタービジュアルが公開された。
本作は、『⻘いパパイヤの⾹り』でカンヌ国際映画祭カメラ・ドール、『シクロ』でヴェネチア国際映画祭⾦獅⼦賞を受賞し、繊細な映像美で⾼く評価されてきたトラン・アン・ユン監督の最新作。前作から7年ぶりとなる本作では料理への情熱で強く結ばれた美⾷家と料理⼈の愛と⼈⽣を味わう感動の物語を描く。
プロとして矜持を持って⽣きる天才料理⼈・ウージェニーに扮するのは『イングリッシュ・ペイシェント』でアカデミー賞助演⼥優賞を受賞し、『ショコラ』で同賞主演⼥優賞にノミネートされたジュリエット・ビノシュ。
ウージェニーへの切なく揺れる想いを抱える美⾷家ドダンには『ピアニスト』でカンヌ国際映画祭男優賞を受賞したブノワ・マジメル。本作でふたりは実に20年ぶりの共演を果たす。
100年前のフランス“ベル・エポック”時代では新たな⽂化が繁栄し、”美⾷”もまた芸術のひとつとして追求された。美⾷家と料理⼈という職に⽬をつけた監督は、「⾷」という芸術を追求するため、調理過程を1台のカメラで撮影。
劇伴を使うことなく、⿂や⾁を焼いたり煮たりする美味なる⾳を⾳響効果とし、⾃然光をメインの照明とするなど、ひとつひとつの素材が“究極のひと⽫”へと進化を遂げる様⼦をスクリーンに描き出す。
さらにスクリーンを埋め尽くす料理の数々はミシュラン三つ星シェフのピエール・ガニェールが完全監修。その前衛的かつ独創性と芸術性に満ちた料理から「厨房のピカソ」と称えられるピエールは、映像になった時の⾒栄えを確認するため撮影前に登場するすべての料理を試作。さらにピエール本⼈が劇中にシェフ役として登場する。
映画『ポトフ 美⾷家と料理⼈』は、2023年12⽉15⽇(⾦)より全国順次公開。
⾷を追求し芸術にまで⾼めた美⾷家ドダンと、彼が閃いたメニューを完璧に再現する料理⼈ウージェニー。2⼈が⽣み出した極上の料理は⼈々を驚かせ、類まれなる才能への熱狂はヨーロッパ各国にまで広がっていた。ある時、ユーラシア皇太⼦から晩餐会に招待されたドダンは、豪華なだけで論理もテーマもない⼤量の料理にうんざりする。⾷の真髄を⽰すべく、最もシンプルな料理「ポトフ」で皇太⼦をもてなすとウージェニーに打ち明けるドダン。だが、そんな中、ウージェニーが倒れてしまう。ドダンは⼈⽣初の挑戦として、すべて⾃分の⼿で作る渾⾝の料理で、愛するウージェニーを元気づけようと決意するのだが‥‥。
監督:トラン・アン・ユン
料理監修:ピエール・ガニェール
出演:ジュリエット・ビノシュ、ブノワ・マジメル
配給:ギャガ(ギャガロゴ)
©2023 CURIOSA FILMS – GAUMONT – FRANCE 2 CINÉMA
2023年12⽉15⽇(⾦) Bunkamura ル・シネマ 渋⾕宮下、シネスイッチ銀座、新宿武蔵野館ほか全国順次公開
公式サイト pot-au-feu