May 12, 2023 news

「わたしの⼈⽣は、誰にも奪わせない」山田杏奈主演 神秘的な山々を背景に逞しく生きる⼥性を描く 映画『山女』

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『リベリアの⽩い⾎』『アイヌモシリ』の福永壮志監督が山田杏奈を主演に迎え、森山未來、永瀬正敏ら豪華キャストで贈る最新作『⼭⼥』の予告映像、ポスタービジュアルが公開された。

第35回東京国際映画祭コンペティション部⾨、第47回⾹港国際映画祭ワールド・シネマ部⾨に出品された本作は、ドイツ・フランクフルトで開催される第23回ニッポン・コネクション、北⽶最⼤のアジア映画祭であるニューヨーク・アジアン映画祭2023への出品も決定し、海外からも熱い視線が注がれる話題作。

舞台は、18世紀後半の冷害に喘ぐ⼤飢饉に襲われた東北の寒村。先代の罪を負った家の娘・凛は、村⼈から蔑まれながら息をひそめて⽣きていた。そんなある⽇、凛の⽗・伊兵衛が村中を揺るがす事件を起こす。村⼈達から糾弾される⽗をかばい、⾃ら村を去り禁じられた⼭に⼊る凛を待ち受けていたのは、伝説の存在として恐れられる“⼭男”だった‥‥。

本作は、柳⽥國男の名著「遠野物語」から着想を得たオリジナルストーリー。⾃然を前にしてあまりに無⼒な⼈間の脆さ、村社会の持つ閉鎖性と同調圧⼒、⾝分や性別における差別、信仰の敬虔さと危うさを浮き彫りにしながら、⼀⼈の⼥性が⾃らの意志で⼈⽣を選び取るまでが描かれる。監督・脚本は、⺠族やルーツにフォーカスを当ててきた福永壮志。ニューヨークで映画を学び、グローバルな制作体制で独⾃の作品世界を追求。初の⻑編劇映画である『リベリアの⽩い⾎』は第65回ベルリン国際映画祭パノラマ部⾨に出品され、2作⽬の『アイヌモシリ』は第19回トライベッカ映画祭で審査員特別賞を受賞。国際舞台でその存在感を強めている。共同脚本に劇作家で、NHK 連続テレビ⼩説「らんまん」を⼿がける⻑⽥育恵を迎え、現代につながる社会の歪みとそこに⽣きる⼈々の物語を作り上げた。

この度公開された予告映像では、凛を取り巻く村⼈たちを演じる、⼆ノ宮隆太郎、三浦透⼦、⼭中崇、川瀬陽太、⾚堀雅秋、⽩川和⼦、品川徹、でんでんら⽇本の映画界に⽋かせない実⼒派俳優も登場し、どんな逆境をも受け⽌める芯の強さを持つ凛を演じる⼭⽥杏奈をはじめ、豪華役者陣が魅せる、繊細な表情と演技にも期待が高まる。

映画『山女』は、6月30日(金)より、ユーロスペース、シネスイッチ銀座ほか全国順次公開。

作品情報
映画『山女』

18世紀後半、東北。冷害による食糧難に苦しむ村で、人々から蔑まされながらも逞しく生きる凛。彼女の心の救いは、盗人の女神様が宿ると言われる早池峰山だった。ある日、凛の父親・伊兵衛が村中を揺るがす事件を起こす。家を守るため、村人達から責められる父をかばい、凛は自ら村を去る。決して越えてはいけないと言い伝えられる山神様の祠を越え、山の奥深くへと進む凛。狼達から逃げる凛の前に現れたのは、化け物なのか人間なのかもわからぬ不思議な存在であった‥‥。

監督:福永壮志

出演:山田杏奈、森山未來、二ノ宮隆太郎、三浦透子、山中崇、川瀬陽太、赤堀雅秋、白川和子、品川徹、でんでん、永瀬正敏

配給・宣伝:アニモプロデュース

配給協力:FLICKK

©YAMAONNA FILM COMMITTEE

2023年6月30日(金) ユーロスペース、シネスイッチ銀座ほか全国順次公開

公式サイト yamaonna-movie