『ジャーマン+雨』『ウルトラミラクルラブストーリー』『俳優 亀岡拓次』『いとみち』など数々の話題作を手掛けてきた横浜聡子が監督・脚本を務める、映画『海辺へ行く道』が2025年に公開される。
本作は、アーティスト移住支援をうたうある海辺の街を舞台に描かれる、横浜聡子監督待望の最新作。原作は、孤高の天才漫画家・三好銀の「海辺へ行く道」シリーズ。
何やらあやしげな“アーティスト”たちが行ったり来たりする街でのんきに暮らす14歳の美術部員・奏介とその仲間たちは、大好きなモノづくりをしながら、縦横無尽のイマジネーションでどこまでも世界を愉快にしていく。
次作を待ち焦がれる映画ファンを多数抱える横浜監督が、愛して止まない傑作漫画の映画化に挑む。
【コメント】
▼横浜聡子監督
2010年に「海辺へ行く道」に出会った時、もし映像化されることがあるとしたら他の誰にも撮られたくない、と思った(と同時に映像化はいかにも困難な作品だと怖れた)。三好銀さんの描く世界では、種々雑多な人や出来事がごく当たり前に、超然とそこにある。それを多様性と呼ぶまでもなく、世界はそもそもが多様なものなんだと気付く。存在して大丈夫なのだと、いつも励まされる。2024年、幸いにしてこの映画を作ることができたが、まだゴールじゃない。とめどない想像力をたずさえて道を行く三好さんの軌跡を、私はずっと追い続けるだろう。
▼三好風太(アーティスト)
原作をなぞるわけでも、かといって蔑ろにするわけでもない、横浜監督の不思議な手つきによって、気づいた時には異界へと誘われていました。その手つきは、ときに軽やかでときに不穏な、劇中のアーティストたちの不定形な振る舞いとも、重なっているのかもしれません。父の遺した物語から出発しつつ、全く違った景色へ連れ去ってくれたことを、とても嬉しく思います。
映画『海辺へ行く道』は、2025年晩夏 公開。
何やらあやしげな“アーティスト”たちが行ったり来たりするこの街でのんきに暮らす14歳の美術部員・奏介とその仲間たちは、大好きなモノづくりをしながら、縦横無尽のイマジネーションでどこまでも世界を愉快にする。
監督・脚本:横浜聡子
原作:三好銀「海辺へ行く道」(シリーズ全3巻)(ビームコミックス/KADOKAWA刊)
配給:東京テアトル、ヨアケ
©2025映画「海辺へ行く道」製作委員会
©三好銀/KADOKAWA
2025年晩夏 公開
公式サイト umibe-movie