大ヒットドラマ「十角館の殺人」に続く「館」シリーズ実写化第2弾、Huluオリジナル「時計館の殺人」。このたび、奇妙な館に集う、キャスト8名が一挙発表され、さらにティザー予告第2弾が公開された。
本作の舞台は1989年。オカルト雑誌の新米編集者・江南孝明(奥智哉)は、自身が担当する特別企画の取材のため、再びあの天才建築家・中村青司が設計した館を訪れることに。「時計館」と呼ばれるその館では、9年前に主人が亡くなった前後から周辺で人死にが相次ぎ、ある時期から少女の霊が出るという噂が立っていた。江南は「時計屋敷の亡霊に挑む」という特別企画で、少女の亡霊と接触する“交霊会”を行うが‥‥

この度発表されたのは、特別企画に参加するために時計館を訪れることになった8人。江南の上司・小早川茂郎役は、『正体』『九龍ジェネリックロマンス』「VIVANT」「鎌倉殿の13人」など幅広いジャンルの作品に出演する山中崇。企画に同行するカメラマン・内海篤志を演じるのは、お笑い芸人でもありながら「僕たちがやりました」「仮面ライダーBLACK SUN」『ドールハウス』などで、役者としても独自の存在感を放つ今野浩喜。そして、売り出し中の霊能者・明寺美琴を、海外ドラマ「SHOGUN 将軍」の遊女・菊役の演技が光りエミー賞の助演女優賞候補リストに名を連ねるなど、世界で注目を集める向里祐香が演じる。
さらに、『カラオケ行こ!』『新幹線大爆破』「虎に翼」「ばけばけ」など話題作へ次々と出演する岡部ひろき、人気恋愛リアリティー番組への出演で話題を呼び、ドラマやCMなどで活躍中の吉田伶香、「夫の家庭を壊すまで」など幅広いジャンルへ出演が続く渡辺優哉、「なれの果ての僕ら」「95」など俳優業を始め、タレント、モデル、リポーターなどマルチに活躍する阿部凜、第35回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストでグランプリを受賞し、「修学旅行で仲良くないグループに入りました」で初主演を務めた藤本洸大が演じる。

そんな個性豊かなキャストが登場するティザー予告第2弾は、森の中に忽然と姿を現す時計塔、“霊衣”と呼ばれる特殊な衣装に着替え、旧館に入っていく参加者たち。そして暗闇の中、蝋燭の火だけが灯ったホールで、時計の文字盤を模ったテーブルを囲み交霊会が開かれる。旧館の中はまさに“時計の館”、壁一面を埋め尽くす、華麗な装飾の時計たち。交霊会の後、メンバーのひとりが何者かによって襲われる事態に。忍び寄る悪夢、やがて参加者たちは互いに疑心暗鬼になっていく。これは館に潜む悪霊の仕業か、それとも‥‥。
原作『時計館の殺人』は「館」シリーズNo.1の呼び声も高い、上下2巻にわたる大長編小説。空前の大仕掛けと壮大なストーリーで綴られた本格ミステリーを忠実に実写映像化すべく、監督・内片輝のもとに「十角館の殺人」のスタッフが再集結。“映像化不可能”と言われ続けた“あの1行”の衝撃を見事実写化した内片監督が共同脚本にも名を連ね、「十角館の殺人」を超える“全8話”での実写化が決定。さらに、第1部(6話)/第2部(2話)と、2部制で配信されることも決定した。
【コメント】
▼綾辻行人(原作者)
原作の『時計館の殺人』はそもそも「十角館の殺人」よりも相当に分量の多い、つまりは長い小説です。これを「十角館」と同様、なるべく原作に忠実に映像化しよう、という内片監督の意気込みが、最終的な確認・調整の作業にまで関わらせていただいた全8話の脚本からも、ひしひしと伝わってきました。
撮影現場を訪問する機会が1度、ありました。スタジオに組まれた時計館〈旧館〉内部のセットを見てまわって、想像していた以上の〝本気〟の作り込みに圧倒されました。ここを舞台にあの恐ろしい連続殺人劇が繰り広げられるのか、と想像して、原作者のくせに思わずゾクゾクしてしまったりも──。
製作もそろそろ大詰めを迎えつつあると聞きます。僕も今、大いに期待しながら完成を待っているところです。
▼内片輝(監督)
巨大な館は、なぜ建てられたのか。誰が、どのように、なぜ凶行に及んだのか。8話の長さだからこそ表現できた「時計館の殺人」の魅力。そう、長さに意味があるのです。一体どんな意味が? それはご覧になってからのお楽しみ。今回も十角館以上に、初見の人はびっくり、原作ファンはニンマリ。期待を裏切らない完成度です。お楽しみに!
▼山本大輔(監督)
張り巡らされた伏線を丁寧に描くうえで欠かせない話数でした。原作の世界観へ深く没入してもらえると思います。高い評価を受けた前作のクオリティを維持することを意識しました。物語は真相へ向けて一気に加速していきます!壮大な結末をお楽しみください。
Huluオリジナル「時計館の殺人」は、第1部2026年2月27日(金)から、第2部2026年3月20日(金)から、Huluで独占配信。

全世界シリーズ累計750万部突破の大ベストセラー原作。
綾辻ミステリー、ふたたび完全実写化。
ミステリー史に残る大トリックが、時を超え甦る。
針のない時計塔、忍び寄る殺人者。
出口のない悪夢の三日間が始まる。
監督:内片輝、山本大輔
原作:綾辻行人 「時計館の殺人(上)(下)」(講談社文庫)
出演:奥智哉、青木崇高、山中崇、今野浩喜、向里祐香、岡部ひろき、吉田伶香、渡辺優哉、阿部凜、藤本洸大
©綾辻行人/講談社 ©HJホールディングス・NTV
Huluにて独占配信
〈第1部〉2026年2月27日(金)第1話〜第6話一挙配信
〈第2部〉2026年3月20日(金)第7話・最終話一挙配信
公式サイト tokeikannosatsujin