第35回東京国際映画祭は、長年の国内外を含めた映画界への貢献が目覚ましい方々へ贈る〈特別功労賞〉を野上照代氏に授与することを決定。
野上照代氏は、出版社勤務後、49年に大映京都撮影所にスクリプター見習いとして入社。野淵昶監督『復活』(50)でスクリプターとして一本立ち。1950年、黒澤明監督の『羅生門』にスクリプターとして参加し、その後、『生きる』以降の全黒澤映画に記録・編集・制作助手として参加。黒澤明賞が復活した今年、長年に渡る映画界への貢献を評価して、特別功労賞の授与が決まった。
その他、小泉堯史監督『雨あがる』(00)、『阿弥陀堂だより』(02)では監督補を担当。1984年、自らの少女時代を描いた「父へのレクィエム」が読売ヒューマンドキュメンタリーの優秀賞を受賞。2008年これを『母べえ』として山田洋次監督が映画化した。著書に「完本 天気待ち」(草思社文庫)、「とっておき映画の話 蜥蜴の尻っぽ」(文藝春秋)ほか。
授賞式は11月2日(水)のクロージングセレモニーにおいて開催予定。
開催期間:2022年10月24日(月)~11月2日(水)
会場:東京宝塚劇場、東京国際フォーラム ホールC、角川シネマ有楽町、シネスイッチ銀座、ヒューマントラストシネマ有楽町、TOHOシネマズ シャンテ、有楽町よみうりホール、TOHO シネマズ 日比谷、丸の内TOEI、丸の内ピカデリー
主催:公益財団法人ユニジャパン
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【TIFFCOM2022 開催概要】
開催期間:2022年10月25日(火)~27日(木)(※オンライン開催)
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