May 01, 2018 news

長澤まさみ、平井堅とのタッグ再び!

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コラム 佐々木誠の『映画記者は今日も行く。』第212回

女優の長澤まさみが、4月30日にイイノホールで行われた、映画『50回目のファーストキス』の完成披露試写会舞台挨拶に登壇した。

アダム・サンドラーとドリュー・バリモアを主演に迎え、2004年に公開されたハリウッド映画『50回目のファースト・キス』をリメイクした本作で、一晩で記憶がリセットされる障害を抱えた女性【藤島瑠依】を演じた長澤は「全編ハワイロケだったので、何か浮かれちゃって(笑)。「私何やってんだろう・・・」って反省しました」と撮影を振り返ると、共演の山田孝之(【弓削大輔】役)については「山田さんとは11年前に映画(2007年公開の『そのときは彼によろしく』)でご一緒して以来だったので、久しぶりの共演でした。前に、山田さんが出演したドラマではナレーションをやらせては頂いたんですが、ちゃんとはご一緒できていなかったので、今回は二つ返事でやらせて頂きました」と語っていた。

対して、山田は「18年仕事をしてきて、やっとご褒美が来たなと思いましたね。福田組で長澤まさみさんとハワイで撮影できるなんて。(出演を)断る理由は探したけどなかったです」とウキウキするも、MCより「それは(長澤と)キスがいっぱいできるからですか?」と問われると、「違います」と不自然な真顔で即座に否定する山田。結局「長澤といっぱいチュウができる」ではなく、「昨年くらいからそろそろラブストーリーがやりたいと思っていた」ということで手打ちにしていた。

また、スクリーンでは、この日登壇が叶わなかったムロツヨシ(【ウーラ山崎】役)からのコメントが上映されると、次から次へと飛び出すテキトーな言葉に、その都度ツッコミを入れながら、今回、瑠依の父【藤島健太】を演じた佐藤二朗は、初のラブストーリーに挑戦した福田雄一監督について「これだけの純愛ラブストーリーなのに、いつもと一緒だったのが逆に驚きでしたね」と語ると、上映前の観客の前で何の躊躇もなくネタバレしようとする福田監督に対して、「バカかっ!」とより一層激しくツッコんでいた。

さらに、サプライズとして、主題歌「トドカナイカラ」を担当した平井堅がスクリーンに登場すると、「今からそちらに行きます」と言ってすぐさまステージに姿を現した平井に対し、観客からは割れんばかりの歓声が送られた。

曲作りについて、平井は「ストーリーが美しいから悩んだんですけど、幸せなものと背中合わせの壊れやすいものを書こうと思いました」と吐露すると、山田は「普通だったら、平井堅さんが主題歌を担当してくれるなんて嬉しくて喜ぶんですけど、今回は福田組なので一回損した気分ですね」と口にし笑いを誘っていた。一方、長澤に対しては「正直に言っていいですよ。つまんない曲だったとか(笑)」と、“瞳をとじて”率直な意見を聞きたがる平井だった。 長澤が体当たりで熱演した2004年公開の『世界の中心で、愛をさけぶ』では、映画とともに平井が手掛けた楽曲「瞳をとじて」が大ヒットを記録している。

そして、佐藤とは先日、偶然東京駅で会ったという平井は「東京駅でマネージャーと『佐藤二朗さんだ! 佐藤二朗さんだ!』って言っていたら、二朗さんが僕らのことを追い掛けてきてくれたんです!」と明かし喜びをあらわにする平井だったが、続けて平井が「(佐藤は)渡部篤郎さんの悪口をちょっと言ってましたけど」とつぶやくと、それを必死に否定する佐藤だった。

舞台挨拶にはその他、福田雄一監督、出演の勝也、太賀、山崎紘菜が登壇した。

映画『50回目のファーストキス』(ソニー・ピクチャーズ配給)

映画『50回目のファーストキス』(ソニー・ピクチャーズ配給)は、アダム・サンドラー&ドリュー・バリモア主演で2004年に公開したハリウッド映画『50回目のファースト・キス』を、『銀魂』『斉木楠雄のΨ難』の福田雄一監督がリメイクしたラブ・コメディ。

監督・脚本:福田雄一 出演:山田孝之、長澤まさみ、ムロツヨシ、勝也、太賀、山崎紘菜、大和田伸也、佐藤二朗、小宮有紗、青山めぐ、想乃、逢沢りな ほか

佐々木誠

「日刊 情報プレス」編集者 (有)情報プレス社が発行する「日刊 情報プレス」は、映画業界のニュースやイベント、興行成績、劇場公開情報など、映画に関する様々な情報を掲載。また、Facebookページでは、【情報プレスα】(www.facebook.com/joho.press.jp)として、映画の舞台挨拶やイベントの模様を面白可笑しく掲載中。日々アップしている。