Mar 04, 2018 news

長澤まさみ、ドラえもん初参加もスネ夫のトークにはお手上げ?!

A A
SHARE
sasaki-top

コラム 佐々木誠の『映画記者は今日も行く。』第196回

女優の長澤まさみが、3月3日にTOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた、『映画 ドラえもん のび太の宝島』の初日舞台挨拶に登壇した。

近年では、『映画 妖怪ウォッチ エンマ大王と5つの物語だニャン!』の【エミちゃん】役や、『君の名は。』の【奥寺ミキ】役、そして、『SING/シング』の【アッシュ】役など、声優としての評価も高い長澤だが、今回初参加となった『映画 ドラえもん』シリーズでキャラクターに魂を吹き込んだのは、大泉洋演じる海賊船の船長【キャプテン・シルバー】の妻【フィオナ】役だ。

映画の内容について長澤は「親子の対決の部分に感動しました。親子というのは一番近いライバルなんだなと思いました。子が親から教わることはたくさんあるし、親が子から教わることもたくさんあったり、そうやって切磋琢磨していくんだなぁと思えたので、これは子どもだけではなく大人も楽しめる映画だと思います」と紹介すると、前作に引き続き2年連続での参加となった、“ドラえもん大好き芸人”のサバンナ・高橋茂雄(海賊【トマト】役)は、「3年目もよろしくお願いします!」と、ステージにいるスネ夫(着ぐるみ/声:関智一)の“権力”にすがっていた。

また、劇中に登場するドラえもんのひみつ道具「なりきりキャプテンハット」にちなみ、子どもの頃になりたかったものについて聞かれた長澤は「パティシエになりたかったんですよね。お菓子作りが好きで、シュークリームとかケーキをよく作ったりしてました」と告白すると、「長澤さん自身がデザートみたいな人ですもんねぇ」と、すかさず合いの手を入れるスネ夫だった。

その後もスネ夫の軽妙なトークはとどまるところを知らず、本作が大航海を描いたストーリーということで、これまでに“後悔”した出来事について問われた今井一暁監督が「今回の映画です(笑)」と口にすると、「失敗作だったの?」とツッコみを入れるスネ夫。続けて今井監督が「一箇所、大事なところで音と画がズレてるんですよね」と、その理由を明かすと、すぐさまスネ夫が「じゃあ、DVDを出す時に直せばいいじゃん」と切り返すなど、次に話す“順番待ち”をしていた長澤も爆笑しながら、「スネ夫くんが凄すぎて、しゃべる隙がない(笑)」と、もはやお手上げ状態だった。

『映画 ドラえもん のび太の宝島』(東宝配給)

『映画 ドラえもん のび太の宝島』(東宝配給)は、ドラえもんのひみつ道具「宝探し地図」を使って宝島を探していたのび太が、太平洋上に新しく出現した島を発見したことから大冒険が始まる、『映画 ドラえもん』シリーズの第38作目。

監督:今井一暁 脚本:川村元気 声の出演:水田わさび、大原めぐみ、かかずゆみ、木村昴、関智一、山下大輝、折笠富美子、大友龍三郎、早見沙織、悠木碧、高橋茂雄(サバンナ)、長澤まさみ、大泉洋 ほか

佐々木誠

「日刊 情報プレス」編集者 (有)情報プレス社が発行する「日刊 情報プレス」は、映画業界のニュースやイベント、興行成績、劇場公開情報など、映画に関する様々な情報を掲載。また、Facebookページでは、【情報プレスα】(www.facebook.com/joho.press.jp)として、映画の舞台挨拶やイベントの模様を面白可笑しく掲載中。日々アップしている。