Sep 07, 2017 news

瑛太、K-1王者にキックを絶賛されるもオファーには断固拒否!

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コラム 佐々木誠の『映画記者は今日も行く。』第134回

俳優の瑛太が、9月6日に新宿FACEで行われた、映画『リングサイド・ストーリー』の完成披露上映会舞台挨拶に登壇した。

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「見どころは僕です」

そう語ったのは、本作でヒモ同然のダメな売れない役者【村上ヒデオ】を演じている瑛太だが、【ヒデオ】が“ダメ男”と表現されることには反論があるようで「ヒモはダメ男になるんですか?演じている時のヒデオは大胆だし、ピュアだし、俳優として役作りも怠らないし、ダメな男だとは全然思ってなかったです」と、自身の役を“見どころ”とするくらい誇りを持っていた。

また、瑛太は空手経験があるそうで、劇中でその蹴りを食らった、現役K-1チャンピオンであり、本作で【和希】役を務めた武尊は「瑛太さんの蹴りは重くて効きましたねぇ。是非、K-1に出てもらいたいです」とラブコール。すぐさま「いや、やめておきます(笑)」と拒否していた瑛太だった。

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その武尊は、今回が初めての演技となったわけだが、演じることには以前から興味があったようで、メガホンを執った武正晴監督も「他の俳優が嫉妬するくらい自然な演技を見せてくれました」と絶賛。

瑛太も同じ思いを抱いていたらしく「(演技が)上手すぎて嫉妬しました。才能の塊ですね。K-1のチャンピオンだし、今回の映画でも新人賞を獲ると思います」と、ベタ褒めしていた。

なお、舞台挨拶が行われた新宿FACEは、武監督にとっては思い出の地でもあるようで、3年前に日本アカデミー賞やブルーリボン賞など数々の映画賞を総なめにした大ヒット作『百円の恋』の最後の試合の(ボクシング)シーンは、実はこの新宿FACEのリングで撮影したとのこと。「不思議な気分ですね。またここに戻って来られたことに感動しています」と、感慨深い表情を浮かべる武監督だった。

舞台挨拶にはその他、出演の佐藤江梨子、有薗芳記、黒潮“イケメン”二郎をはじめ、サプライズゲストとして武藤敬司(本人役で出演)が、そして、花束ゲストとして亀田興毅、亀田大毅が登場した。

総合司会は関根勤が務めた。

映画『リングサイド・ストーリー』(彩プロ配給)

映画『リングサイド・ストーリー』(彩プロ配給)は、役者として7年前に出演した大河ドラマ以降、オーディションに落ち続け、現在はヒモ同然の生活を送っているダメな男と、彼を献身的に支える女が繰り広げる人情ラブコメディ。

監督:武正晴 脚本:横幕智裕、李鳳宇 出演:佐藤江梨子、瑛太、有薗芳記、田中要次、伊藤俊輔、奈緒、村上和成、高橋和也、峯村リエ、武藤敬司、武尊、黒潮“イケメン”二郎、菅原大吉、小宮孝泰、前野朋哉、角替和枝、近藤芳正、余貴美子 ほか

佐々木誠

「日刊 情報プレス」編集者 (有)情報プレス社が発行する「日刊 情報プレス」は、映画業界のニュースやイベント、興行成績、劇場公開情報など、映画に関する様々な情報を掲載。また、Facebookページでは、【情報プレスα】(www.facebook.com/joho.press.jp)として、映画の舞台挨拶やイベントの模様を面白可笑しく掲載中。日々アップしている。