コラム 佐々木誠の『映画記者は今日も行く。』第92回
俳優・村田充と結婚し幸せオーラ全開の女優・神田沙也加が、6月7日に新宿ピカデリーで行われた、映画『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第二章「発進篇」』の最速上映会舞台挨拶に登壇した。
シリーズの構成を担当する福井晴敏が、結婚間近の主人公・古代進とヒロイン・森雪を引き合いに出し、「結婚は大変だね」と問い掛けると、「ふふふ」と笑顔を見せていた神田。さらに、福井が「大変だけど価値のあることだからね。それを誰よりも体現している人が真ん中にいますけど」と神田に目を向けると、会場は一気に祝福ムードに。それに「ありがとうございます」と応えた神田の左手薬指には、キラリと光る幸せの象徴がはめ込まれていた。
“推しキャラ”を問われた中でも神田は、自身が演じた【テレサ】を挙げ、「いつも平和を願いたい」「母性を垣間見せていきたい」と語るなど、理想の家庭を思い描いていたように感じる。
また、神田へのサプライズとして、キャラクターデザインを担当している結城信輝氏が描いた、“村田夫婦”の似顔絵色紙がプレゼントされると、「鳥肌が立ってる!」と大興奮し、「家宝にします!!」と大事そうにその色紙を抱える神田の姿があった。
ちなみに、この似顔絵は、1978年公開の『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』をオマージュしており、主人公の古代進を夫の村田充で、ヒロインの森雪を妻の神田沙也加で描いたものとなっている。
なお、神田は、今回の『第二章』のエンディング主題歌も担当することが決定した。 神田は「テレサとして歌ったんですけど、タイトルは『月の鏡』って言います。綺麗な日本語で作られた、神秘的で温かい歌です。これからも歌っていきたい歌になりました」と、自信をのぞかせると、羽原信義監督も「スタッフも絶賛してました。心に沁みてくる歌なので、画作りをする時に刺激されました」と、その歌声に太鼓判を押していたのだった。
舞台挨拶にはその他、声優キャストの内田彩(岬百合亜役)と中村繪里子(桐生美影役)も登壇した。
映画『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち/第二章「発進篇」』
映画『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち/第一章「嚆矢篇」』(松竹メディア事業部配給)は、SSFアニメ「宇宙戦艦ヤマト」をリメイクした『宇宙戦艦ヤマト2199』の続編で、全七章で上映される作品の第二章。
監督:羽原信義 副監督:小林誠 脚本:福井晴敏 声の出演:小野大輔、桑島法子、鈴村健一、大塚芳忠、麦人、千葉繁、田中理恵、久川綾、赤羽根健治、國分和人、千葉優輝、内田彩、中村繪里子、森谷里美、津田健次郎、土田大、石塚運昇、東地宏樹、雨谷和砂、小島敏彦、玄田哲章、江原正士、てらそままき、神谷浩史、菅生隆之 ほか
公式サイト http://yamato2202.net/