コラム 佐々木誠の『映画記者は今日も行く。』第64回
人気お笑いコンビ・アンジャッシュの渡部建との結婚発表後初の公の場となった、女優の佐々木希が、4月19日にアキバシアターで行われた、映画『光をくれた人』の試写会イベントに出席した。
まるでウェディングドレスを彷彿とさせるような真っ白な衣装に身を包んだ佐々木は、集まった大勢の報道陣を前に「ドキドキしますね(笑)」と、照れ笑いを浮かべながらステージに登壇した。
本作について、佐々木は「普段からラブストーリーは観てるんですが、この映画は始めから涙が止まらず、最後まで号泣していました。マイケル・ファスベンダーさんの強い愛というか、大事な人を最後まで守り抜く姿に心が締め付けられました。すごく素敵な男性だなと思いましたね」と、感想を述べていた。
また、理想の夫婦像については「どんなことがあってもその人の味方でいられるということに憧れますし、理想ですね。あと、夫婦として心掛けたいのは、良いことでも悪いことでも、きちんと毎日コミュニケーションを図ることが大事かなと。私もどんなことでも乗り越えられるような夫婦になれたらと思います」と語るなど、すでに“妻”の顔になっていた。
そして、そんな美しき“妻”の“夫”となった渡部建については「2人で映画はよく観ますね。ラブストーリーも観ますし、コメディからシリアス系まで、その日の気分で観てます」と、仲の良さが伝わってくるような雰囲気だった。
改めて、渡部との“新婚生活”について、報道陣から矢継ぎ早に質問を受けた佐々木は「指輪はまだもらってないんですよねぇ。式も全く決まってません。あちらもすごく忙しい方なので。子どもは神様からの贈り物ですが、何人でも欲しいですね。私も彼も3人キョウダイなので、キョウダイはいたらいいなとは思っています」と、一つ一つ丁寧に答えると、『今日は、いってらっしゃいのチュウはしたんですか?』というあからさまな質問にも、「しておりません(笑)。時間がバラバラだったので、起こさないようにと思って」と、さわやかな笑顔で答えていた佐々木だった。
そんな幸せオーラ全開の佐々木だが、映画のタイトルにちなみ、『人生に光をくれた存在』について聞かれるも、その答えは渡部ではなかったのだ。
佐々木は「愛犬ですかね(笑)。予想と違った答えでごめんなさい(笑)。デビューして間もない頃から犬を飼い始め、良い時も悪い時も9年間一緒に過ごしているので、大変な時はとても支えになってくれています」と明かしていた。
今のところ、“わっくん”よりも“わんちゃん”の方が若干、佐々木にとって大事な存在なのかもしれない。
映画『光をくれた人』(ファントム・フィルム配給)
映画『光をくれた人』(ファントム・フィルム配給)は、孤島に流れ着いた赤ん坊を我が子として育てる、灯台守夫婦の愛と葛藤を描いた、M・L・ステッドマンによる小説「海を照らす光」を映画化したヒューマン・ドラマ。