Nov 18, 2021 news

斎藤工、加藤雅也が絶賛!中国残留孤児の家族の絆を描いた映画『再会の奈良』予告映像が公開

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“今と未来、奈良と世界を繋ぐ”映画製作プロジェクト「NARAtive2020」から生まれた日中合作映画『再会の奈良』。この度、本作の予告映像が公開された。

映像は、実の両親を探しに日本へ帰国したまま行方を消した残留孤児・麗華の手紙から幕を開ける。心配になった養母の陳ばあちゃんは、知り合いの娘・シャオザーを訪ねて奈良へやって来る。2人はひょんなことから孤独な元警察官・一雄と出会う。シャオザーに娘の面影を見出す一雄は、麗華の写真を見せてもらうと「会ったことがあるかもしれない」と語り、2人を手助けしたいと申し出る。

一雄を演じる主演俳優には『哭声/コクソン』『MINAMATA-ミナマタ-』など近年益々世界的に認知度を高めている國村隼。養女探しに奔走する養母に『妻の愛、娘の時』など中国を代表する女優ウー・イエンシュー。そしてシャオザーは、中国で注目の若手女優イン・ズー。さらに物語の鍵を握る男に永瀬正敏が友情出演を果たし、シャオザーの元恋人を演じる劇団EXILEの秋山真太郎など日中を代表する実力派俳優たちが顔を揃えた。

監督・脚本を手掛けたのは、ツァイ・ミンリャン監督のもと助監督・共同脚本などを務め、ホン・サンス監督のアシスタントプロデューサーを務めた経験を持つ中国出身の新鋭、ポンフェイ監督。エグゼクティブプロデューサーには『あん』、『朝が来る』を手掛け、なら国際映画祭のエグゼクティブ・ディレクターでもある奈良出身の河瀨直美と、『長江哀歌』、『罪の手ざわり』など中国映画「第六世代」を代表するジャ・ジャンクー。

本作をいち早く鑑賞した斎藤工、加藤雅也からコメントが到着した。河瀨直美とも交流の深い俳優・映画監督の斎藤工は、「美しい奈良を異国の故郷の様に中国残留孤児問題を何処かユーモラスに描く。ポンフェイ監督の若さと落ち着きが同居した独自の眼差し」「次作が早くも愉しみだ」と語り、奈良市出身で奈良市観光特別大使でもある俳優の加藤雅也は「人を想う気持ちに国境はない。笑いと感動、優しさに包まれる作品です」とそれぞれ絶賛のコメントを寄せた。

映画『再会の奈良』は日中国交正常化50周年の節目の年であり、北京冬季オリンピックを迎える2022年2月4日(金)よりシネスイッチ銀座ほかにて全国順次公開。

作品情報
映画『再会の奈良』

2005年、中国から陳ばあちゃんが、孫娘のような存在のシャオザーを頼って一人奈良にやって来る。中国残留孤児の養女・麗華を1994年に日本に帰したが、数年前から連絡が途絶え心配して探しに来たというのだ。麗華探しを始めた2人の前に、ほんの偶然の出会いでしかなかったはずの一雄が、元警察官だったという理由で麗華探しを手伝うと申し出る。奈良・御所を舞台に、言葉の壁を越えて不思議な縁で結ばれた3人のおかしくも心温まる旅が始まる。異国の地での新たな出会いを通して、果たして陳ばあちゃんは愛する娘との再会を果たせるのか。

脚本・監督:ポンフェイ

出演:國村隼、ウー・イエンシュー、イン・ズー、秋山真太郎、永瀬正敏

エグゼクティブプロデューサー:河瀨直美、ジャ・ジャンクー

配給:ミモザフィルムズ

© 2020 “再会の奈良” Beijing Hengye Herdsman Pictures Co., Ltd, Nara International Film Festival, Xstream Pictures (Beijing)

2022年2月4日(金) シネスイッチ銀座ほか全国順次公開 / 1月28日(金) 奈良県にて先行上映

公式サイト saikainonara.com