Jul 28, 2023 news

「東京」や「ばらの花」を生み出したオリジナルメンバーが再集結 アルバム制作に密着したくるり初のドキュメンタリー映画『くるりのえいが』

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1996年、⽴命館⼤学の⾳楽サークル“ロック・コミューン”に所属していた岸⽥繁、佐藤征史、森信⾏により結成されたくるり。当時のメンバーが伊⾖に集まりアルバムを制作した過程を追いかけた、くるり初となるドキュメンタリー映画『くるりのえいが』の予告映像、メインビジュアルが公開された。

本作ではくるりの曲がどのように⽣み出されていくのか、普段は⾒ることができない⾳楽制作現場を追う。

この度公開された予告映像は「“くるり”が“くるり”になるための曲を今回作る」という岸⽥の⼀⾔から始まる。伊⾖スタジオでアルバム制作に取り組む様⼦が映し出され、メンバーのインタビューやオリジナルメンバーで活動していた当時の懐かしい映像が差し込まれる。

スタジオで、時に1本のマイクに集まったり、ピアノを前に3⼈で⾳を探したりと夏休みにみんなで冒険しているかのような姿や、京都でのライブシーンも必⾒。3⼈が作り出す絶妙な雰囲気のなか、新アルバム誕⽣に密着したドキュメントにファンのみならず⾳楽好きの期待が⾼まる。

【コメント】

▼岸⽥繁
くるり結成後数年、志半ば。オリジナル・メンバーである森信⾏と袂を分かつことになったのは 2003 年頃。その後現在に⾄るまで、くるりは⻑い時間をかけてそのスタンスを変えていくことになる。⻑きにわたり随分と遠くまで旅を続けていた。

直感を頼りに引き寄せられた伊⾖スタジオ。私たちにとって最⾼の環境だった。⼤⼈になって随分経つ私たちは、お互いの才覚や意思をきめ細やかにフックアップしていけるようになったような気もするし、相変わらず⼈間として全く噛み合わない部分も少なくない。家族とも恋⼈とも、仕事仲間や友⼈とも違う、不思議な集合体。謎の結晶。それが私にとってのくるりだ。予定調和という名の「退屈」はこのバンドには全く似合わない。

思い返す限り、この3⼈で⾳楽を作っているとき、私は退屈な思いをしたことがない。今も相変わらず、変⼈の集まりでしかない。お互いそう思っていることだろう。この会話もままならない3⼈は、⾳楽を通してコミュニケーションを取っているかのようにみえて、超⾃然体であるお互いとの距離の取り⽅がとにかく絶妙なのである。

▼佐藤征史
伊⾖スタジオには窓がある!そんな単純な理由でこの映画の舞台は決まりました。天気の変化や、時間の経過がわからない場所で煮詰まるのがほんとに嫌いなんです。

そう、バンドのドキュメンタリーといえば、メンバー同⼠のあれこれやどれそれを期待されているかも知れません。しかしこの映画はくるりのオリジナルメンバー3⼈が集まり、楽曲がいかに⽣まれ、どう成⻑し、みなさまの元に届くかを追ったドキュメンタリーです。

くるりとはどういうバンドなのか、曲作り、レコーディングを経て、たくさんの事を知っていただけると思います。そして、くるりを好きになっても、嫌いになっても、この映画で⽣まれた⾳楽がみなさまの特別な1曲になってくれれば幸せです。

▼森信⾏
くるりを脱退してから、ライブ、レコーディングは何度か⼀緒にやってましたが、新しい曲のレコーディングをしたことは1度もありませんでした。そんな⽇がくるといいなぁとぼんやり思っていましたが、まさか⼀緒にレコーディングのドキュメント映画を撮ることになるとは!

正直⼾惑いや不安もありましたが、いざ始めてみると、とても刺激的で楽しい毎⽇でした。曲が⽣まれる瞬間から徐々に構築して完成していく過程は、この三⼈でしか得られない不思議な喜びに満ち溢れていました。20年ぶりに3⼈の直感で紡いだ⾳が、みなさんにどう響くのか本当に楽しみです!

映画『くるりのえいが』は、2023年10⽉13⽇(⾦)より全国劇場3週間限定公開&デジタル配信開始。

作品情報
映画『くるりのえいが』

1996年、⽴命館⼤学の⾳楽サークル“ロック・コミューン”に所属していた岸⽥繁、佐藤征史、森信⾏により結成されたくるり。当時のメンバーが伊⾖に集まりアルバムを制作した過程を追いかけた、くるり初となるドキュメンタリー映画。

監督:佐渡岳利

出演:くるり(岸⽥繁、佐藤征史、森信⾏)

配給:KADOKAWA

©2023「くるりのえいが」Film Partners

2023年10⽉13⽇(⾦) 全国劇場3週間限定公開&デジタル配信開始

公式サイト qurulinoeiga.jp/