Apr 28, 2024 news

【独占】パフォーマンス・キャプチャのパイオニアが教える、猿役を演じるための役作りとは 映画『猿の惑星/キングダム』

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『猿の惑星』の“完全新作”映画『猿の惑星/キングダム』。この度、本作で主人公の猿・ノアを演じるオーウェン・ティーグが、初めて“猿役”を演じるにあたり、リブートシリーズで主人公の猿・シーザーを好演したアンディ・サーキスからアドバイスを受けたことが明かされた。

本作で描かれるのは、めざましい進化を遂げた猿たちが世界を支配する、衝撃的な世界観。『ゼルダの伝説』実写映画の監督にも抜擢されたウェス・ボールと、『アバター』シリーズを手掛けた最高峰のVFXスタジオWETAがタッグを組み、現在から300年後、支配者が人間から猿へと完全に移り変わった世界を舞台に、猿と人間の“共存”か人間の“絶滅”かをかけた新たな衝突を圧倒的なスケールで描く。

主人公の猿・ノアを演じるオーウェン・ティーグは「僕はアンディ・サーキスと話す機会をもらい、彼が過去作で得た知識ややり方を教えてもらいました。そのお陰で未知数の“猿役”に対するアプローチも定めることができました」と語った。

オーウェンが演じるノアは、世界を牛耳ろうと目論む独裁者によって故郷の村と家族を奪われた若き猿。ノアは家族を救うため、生まれて始めて村の外の世界に飛び出し、そこで野生動物の一種だと思っていた“人間”の女性ノヴァと出会い、彼女と時間を共にするうちに、かつて人間に様々な技術があったこと、人間と猿が共存していた時代があったことを知る。そして、今まさに誕生しようとしている猿の独裁国家に違和感を覚えたノアは、人間と猿が再び共存できる世界を求めてノヴァとともに独裁者に立ち向かうことを決意する。

撮影には身体の動きから顔の表情までキャストの自然な演技をCGに落とし込む技術“パフォーマンス・キャプチャ”が採用され、キャストは猿役でありながら言葉を話したり、武器を扱ったりと人間的要素もある演技を求められる。アンディ・サーキスは『猿の惑星』だけでなく、『ロード・オブ・ザ・リング』や『キング・コング』『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』など多くの話題作でパフォーマンス・キャプチャを必要とする役を演じてきた“パフォーマンス・キャプチャのパイオニア”。

オーウェンはノアを演じるにあたっての役作りについて「僕が最初に教わったことは“そのキャラクターの原動力は何か”を明確にすることでした。例えば直感なのか、責任感なのか、信仰しているものなのか、その軸が決まることによってそのキャラクターの演じ方や呼吸の仕方までもが変わってくるのです」と、原動力という面から自身が演じる役と向き合うことをアンディから教わったことを明かした。

一方「彼は『パフォーマンス・キャプチャは難しい科学じゃない“演技”なんだよ。いつも通り、キャラクターを演じるんだ』と背中を押してくれました」と“猿役”だからと難しく考えすぎないこともアンディから学んだという。助言を受けたオーウェンは本物の猿の動きを間近で学ぼうとフロリダにある猿の保護区域に1週間ほど通い、本物のチンパンジーと時間を過ごして観察した。

キャストも物語も一新された“完全新作”でアンディからレガシーを受け継いだオーウェンがどのようにノアを演じるのか、期待が高まる。

映画『猿の惑星/キングダム』は、2024年5月10日(金)より全国ロードショー。

作品情報
映画『猿の惑星/キングダム』

人間と猿、地球の支配者の劇的な交代劇が起こってから何年も後の世界。高い知能と言語を得た多くの猿は文明的なコミュニティを築き、人間社会のような進化を遂げた。一方で人類は言語、文化、技術、社会性を失い、野生生物のような存在となっていた‥‥。

監督:ウェス・ボール

出演:オーウェン・ティーグ、フレイヤ・アーラン

配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン

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2024年5月10日(金) 全国ロードショー

公式サイト 20thcenturystudios.jp/movies/kingdom-apes